曹操の短歌行を受けて曹丕が詠んだ短歌行比べると
雄大かつ高らかに大志を歌いあげる曹操とその父を喪った悲しみとそれを継がなければならない苦悩を繊細に綴る曹丕の作風の違いがわかるし
同じ宴会の時に詠んだ曹丕と曹植の歌を比べても
こんなに楽しい日々が永遠に続けばいいのに!という前向きな曹植と人間は有限だからこんな楽しさも一瞬のことなんだなぁという無常感を感じる曹丕の視点の違いが分かる


骨は何も感じないんだから派手な葬式や大きな墓は不要という薄葬令の記述や
人間なんてすぐ死んでしまう有限なものっていう詩や手紙に書かれてる曹丕の考え方が
なんとなく仏教的な無常感に近いように思えてならない
それくらい人間をちっぽけで無常なものだと考えてるからこそ、その人間の考えや存在した証を未来に伝えることができる文章の無限さを大きく評価した結果が
例の>>253の言葉なんじゃないかなぁ、と久しぶりに長文で語ってみる