近い将来核廃絶は誰もしない 2016年06月16日 21:54
http://jp.sputniknews.com/politics/20160616/2318105.html

世界の核兵器の数は減り続けているが、核兵器を保持している国で、
予見される近い将来、核兵器を廃棄する用意ができている国は
一つもないと、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の報道担当が
伝えた。

2016年始めの情報によると、米、露、英、仏、中、印、パキスタン、
イスラエル、北朝鮮の9カ国で、1万5395発の核兵器が処分され、
2015年には15850発が処分された。各兵器削減は主に、世界全体の
93%の核兵器を持つアメリカとロシアによる核兵器廃棄によるものが
大きいと、SIPRIの分析官は書いている。

同時に、両国による長期間の核兵器廃棄計画は、今後の核兵器
システム近代化を意味すると専門家は続けている。たとえば、
アメリカは2015年から2024年の期間、核戦力の維持と更新に
3,580億ドル費やす計画だ。SIPRI上級研究員であり、報告書の
執筆者の一人ハンス・クリステレン氏はこう書いている。

「オバマ米大統領の執行部に見られるアメリカの近代化への
野心的な計画は、核兵器削減というオバマ大統領の約束とは
強いコントラストを見せる。」

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