【CBRNE】化学兵器・生物兵器etc【特殊武器】
なお、CBRNEとは化学・生物・放射能・核爆発・爆発物の略で、シーバーンと読みます。
昔はNBC(ABC)と呼ばれていましたが、放射能も「汚い爆弾」として危険なのでNBCRと改称され、
また現実に一番被害が出ているのは爆発物なのでCBRNEと改称されました。
もちろん9/11テロのようにこれに属さないものもあります。 スレタイには特殊武器と入っていますが、地雷やブービートラップ、
動物兵器の様な物についても、煩雑にならない限りスレの対象範囲です。
スパイ用の隠し武器などについても対象です。 化学兵器と生物兵器の境界について説明します。
日本においてはリシンやサキシトキシンは化学兵器に分類されていますが、
欧米においてはバイオロジカルウェポンに分類される場合も多いようです。
これは訳語の微妙な意味の変化の問題であり、バイオロジカルウェポンを生物学兵器と訳した場合はリシンやサキシトキシンも該当するのですが、
生物兵器と訳しているためにこれら非生物の物質は除外されているのです。
もしそういった生物由来毒素をバイオロジカルウェポンに分類している英語文献を翻訳する場合は、
生物学兵器と訳することで意味の変化を防ぐことができます。
一方これとは逆に、犬などを使用する兵器をバイオロジカルウェポン・生物学兵器と呼ぶ場合は稀ですが、
生物兵器と呼んでも間違いではありません。 北朝鮮の情勢が揺れていますが、日本で特殊武器による攻撃が行われる可能性がささやかれています。
その場合、島国である以上、日本に持ち込む物資の量が限られますが、
現在のように大型船が普通に寄港できない時期では、少量づつの持込しかできません。
爆発物ですと、少量持ち込んだだけでは大量の殺傷力は期待できず、
部分的な破壊活動にしか使えないでしょう。
一方、生物兵器や化学兵器は、爆発物よりも少量で殺傷力が高いです。
化学兵器の使用により、輸出入の強い制限がバリアーにならなくなるのです。
また、爆発物であっても、日本の工場で製造できないわけではありません。
さまざまな可能性を考えるべきでしょう。
一方、核兵器は、ロシア製のスーツケース型核爆弾が何個か行方不明になっているようですが、
北朝鮮が保有している可能性はさほど高くはないと思います。
しかし、北朝鮮で製造した物を日本に密輸するのは、さほど困難ではありません。
北朝鮮はプルトニウム型の爆縮技術は低いようですが、ウラン濃縮プラントが成功し、
高濃度ウランができれば、ガンバレル型の単純な核兵器が完成します。
放射能兵器については、原子炉を保有している以上、原料はありますし、
化学兵器と同様に注意すべきでしょう。