私の愛車はSL73です。
M120のAMGバージョン7.3Lです。
その前は、SL55 AMG 、そのまた前は500SLに乗っていました。
6気筒モデルだけは所有した事はなく、何回か借りたことがある程度です。
そんな私の意見としては、、、
12気筒モデルのエンジンと足回り(ADS)は失敗作ですね。
まずエンジン、、、
このエンジンを搭載したモデル、
S600Lにも乗っていました
これは非常に相性がいい。
ホイールベースが長いのとエンジンのマウント位置が前軸より後ろなので、
国産スポーツでさえ、峠でいじめることが出来ました。
エンジン自体は非常に優れたエンジンだと思います。
カリカリにチューンして無理に出した400psではなく、
どこから踏んでも加速する広いトルクバンドを持ったエンジンです。
正しいボディに載んでやれば、非常にいいエンジンです。

が!!しかし!!
R129に載むのは失敗でした。
はっきり行ってフロントヘビー、バランスが悪すぎます。
はっきり言って、、、
R129のボディにはV8がベストマッチです。
低速コーナーの続くワインディングでは、300SL(6気筒)の方が速いでしょう。
それと、、、、ADS、、、、
ちょうど新技術導入の実験車両だったと思うのですが、、、
街乗りはまあまあです。
滑らかな感じで、舐めるように走ります。
しかし、、、高速域は×です。
180q/hくらいまではスプリングの従来の脚とそれほど変わりませんが、、、
200km/h超えてからは怖い怖い。
従来の脚のほうが吸い付く感じで安心できます。特に雨の日は、、、。
でもそれを補って有り余る存在感と、、、直線番長的な加速があります。
ロールス・ロイスやベントレーが、自動車としてはメルセデスに適わなくても、、
”もの”としての価値や、所有することの喜びでは数倍上なのと同じように、
V12モデルは、所有しているだけで何か嬉しいものだと、、、自分では納得しています。
愚痴でした。