長くなるから要点だけを書く。

・日本の西洋占星術の歴史は浅く明治期以降に伝わった。それ以前には現代の専門用語
すら存在していない。

・明治から大正にかけての19世紀後半から20世紀前半はヨーロッパでオカルト神智学が猛威
を振るった時期である。脱亜入欧の時代と重なるので当時の知識を学んだ人を振り返るのは無意味である。

・古典や神智学に汚染されていない資料は存在する。英国のリリーの時代、さらに古い時代は
神智学に汚染されていない。これらの翻訳本は現代では容易に入手できるので神智学や
オカルトに関心のないその方面の人達は直接翻訳なり原著を読んでいるので1980年代以降に
広まったカルト的世界とは一線を引いているので全く問題にならない。
日本国内だけ見て自慢しているような人は専門家とはいえないし逆に怪しい(西洋が本流だから西洋占星術なのだが)。

・石川先生のように理論派も居る。糸川先生のように異分野の立場として関わった人も居た。
教え子だからといって必ずしも神智学に傾倒している訳ではない。

・神智学の事例に限らずカバラを広めている人は旧約聖書すら読んでない。このようなユダヤ教の基礎
を知らない人達が誤ったユダヤ教の認識を広めている。これはオカルトであり間違いであり悪である。
こうした連中は心理学の理解すらオカルトや宗教と結び付けようとする。
占星学の分野も同様である。これが誤解を拡散させる要因であって本質は異なる。

・スレ上の方に書かれているプラシーダス法などは100年以上も前に提唱された概念。
いまさら計算式の切り取りメモを手渡した云々で自慢できる代物ではない。
出版社勤務で元オウム信者の原田君が小曽根氏に資料を渡した程度では自慢になるような話ではない。