「胸を触ったり、下着をまくらせて体を見たり」懲戒処分の“わいせつ教師”1030人 約半数が自分の教え子を狙っていた


服の上から胸を触ったり……
 初めの口実は忘れ物の指導だった。小学5年だったAさんは、忘れ物が続き、担任だった男から放課後、教室に居残るよう言われた。
教室で2人きりになると、突然、男に「服をまくって」と言われ、胸の下まで体操服をまくらされた。その日はそれで済んだが、その後、男の行動はエスカレートする。
Aさんを1人呼び出しては、「体だけは大人になりやがって」と服の上から胸を触ったり、下着も含めて服をまくらせて、体をまじまじと見たりした。

「できれば死刑になってほしい」
 5回目の被害が最もおぞましい。校内の校舎に呼び出され、恐怖を感じるAさんは服を全て脱がされ、男はAさんの陰部を触り、口淫した。男は犯行の一部をカメラで撮影していた。

 Aさんは男の裁判に出廷した。被害を受けてもすぐに周囲に言えなかったのは「家族に心配をかけたくなかった」からという。
男が逮捕された報道を見て、打ち明ける決心をした。法廷でのAさんは「できれば死刑になってほしい。それが無理なら、できるだけ長く刑務所にいてください」と強く訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fe8651896ef37c609ac12e7e814931d5f7fc63b?page=2