日本相撲協会は6月30日付で八角部屋部屋付年寄で元小結高見盛の東関親方(本名・加藤精彦)が退職すると発表した。
青森県出身の東関親方は日大卒業後の1999年に角界入りし同年3月場所で幕下付出で初土俵、立合前の独特な動きは「角界のロボコップ」として人気を博した。現役引退後は振分親方として更新の指導に当たっていたが、先代東関親方(元幕内潮丸)が2019年に死去すると名跡を継承し部屋の運営に当たっていた。
しかし、自身が部屋運営に乗り気でなかったことや親方以外の後継者が就任する見通しが立たなかったため、2021年3月で東関部屋を閉鎖。親方、力士を含め全員が八角部屋に移籍、東関親方は部屋付年寄として、指導していた。
八角理事長(元横綱北勝海)によると「退職理由は非常に個人的な理由なので明らかにできない」という。