輪島と北の湖の実力はいよいよ伯仲。
巷間言われてきた「早い勝負で北の湖、長くなれば輪島」定説も崩れ
長くなっても北の湖にも勝機が見えてきた。
花のニッパチ組の若三杉、麒麟児、金城、復権待たれる大錦を交え
大関は貴ノ花、三重ノ海、旭國、魁傑、
うるさい関脇以下平幕上位には豊山、鷲羽山、黒姫山、荒勢、富士桜、増位山、高見山がつねに上位を食おうと待ち構え、
さらに青葉山、玉ノ富士、琴風、枡田山、出羽の花…双津竜、蔵間、青葉城や栃赤城といった新鋭が上位を躍起になって目指している。
好角家の間では、<戦後大相撲で一番面白い二大巨頭+群雄割拠の時代>と評ぜらるる昭和50年代の大相撲の世界。
果たして大相撲の世界は、「もはや戦後ではない」1970年代後半期にあって、どのように新たな好角家需要を吸い上げていくのであろうか?
老若男女に受けるヒーローを受け入れていくのであろうか?