アル戦の第一部は最後とんでもない番狂わせで主人公の最大の敵があっさり消えた
だけどあれは意外性と同時に説得力もあって非難する読者はほとんど見なかった
ところが最終巻はダイジェスト版かと思うくらい巻きに巻いて皆しょうもない最期を遂げていった
こういう展開もうまくいけば人の世の儚さや楽園の終焉的な感傷に繋がるがそんな物は微塵もなかった
元々作者はキャラ萌えより政治語りが好きで隙あらばキャラに代弁させたがる自論萌え
ひいてはある種の自分萌えみたいなとこがあったけどキャラ萌え自体は悪くもない
逆に自キャラに適度な愛着ないとキャラ萌えに匹敵する大惨事を生むという貴重な見本だった