[15日 ロイター] - 日産自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は15日、ロイターの
オンラインイベントでのインタビューで、中長期的な経営の意思決定は為替変動に左右されることはない、と語った。
円相場が約24年ぶりの安値で推移するなど、最近の急激な円安進行を踏まえて述べた。グプタCOOは、為替は
「ビジネスの連鎖」における最後の要素であり、「特に中長期的な意思決定を為替レートに基づいて行うことはない」と
話した。一方、世界各国で環境規制が一段と厳しくなる中、もしハイブリッド車(HV)の販売が禁止されても
「電気自動車(EV)の投入準備が整っている」とし、今後も独自技術「e─POWER(イーパワー)」による
HVとEVの2つの戦略で環境規制を乗り切ることできる、と語った。