(14時20分、監理、コード6465)業務用冷蔵庫のホシザキが連日で急落している。前場に前週末比1450円(19.6%)安の
5950円まで下落し、2015年2月以来の安い水準を付けた。14日、18年7〜9月期の四半期報告書を期限の14日までに
関東財務局に提出できなくなったと発表した。東京証券取引所は同日、ホシザキ株を監理銘柄(確認中)に指定。27日ま
でに報告書を提出できない場合、整理ポストを経て上場廃止となるため、14日に続いて換金目的の手じまい売りが膨らんでいる。

 延期は販売子会社の不適切取引で新たな調査が必要になったためで、ホシザキは「27日までに提出したい」(IR担当)と
している。ただ、下値では買いも入っており、市場では「提出遅延で実際に上場廃止になった銘柄は少ない」(三木証券の
北沢淳投資情報部課長)との見方があった。野村証券の14日付リポートによると、この10年あまりで有価証券報告書の
遅延により上場廃止となったのは東証2部の1社、ジャスダックの3社だけという。