第16 回日本山岳耐久レース(24時間以内)〜長谷川恒男CUPに関する審判所感

1:走行補助行為
@ 選手への違反補助行為として、競技者への水や食料の差入れなどは補助行為として失格の対象ですが、
手を応援の方と一緒に手を取り合っての走行は明らかに補助行為ですので、失格の対象となります。
(今回は、フィニシュ寸前に飛び出した応援の方が選手と一緒にフィニシュしましたが、これは明ら
かに走行補助行為です。また、フィニシュは71.5km の競技を完走した選手のみが通れる神聖な場所
です。今回は厳重注意と言うことで失格にはしませんでしたが、17 回からは失格行為とします)。ま
た、フィニシュ寸前に自分の子どもを抱いてフィニシュした選手もいましたが、子どもの足が地面に
ついていなかったので、補助行為とは認定しませんでした。
A 選手同士が手を取り合いフィニシュしたケースもありました。厳しい競技の中で生まれた友情は理解
できますが、このケースは相互補助行為にあたります。また、同時にゴール通過することで、いたず
らに計測記録や順位決定に混乱を来たします。本来ならば失格行為となりますが、今回は注意に留め
たいと思います。