前から思っていたんだが、
飛びものの中で一番危険なのはパラグライダー、
次がハングライダーだと思う。
それなのに、素人でもすぐにソロフライトさせてしまう。
実機ですら、ソロフライトまでに相当な時間をかける。
インストラクターの人達は、空の本当の恐ろしさをしっているのだろうか?

僕は飛行機の免許と滑空機の免許を持っているが、
航空力学や気象については相当いろんな知識を吸収しなければならなかった。
そして知れば知るほど、本当に空というのは予測のつかない
危険な世界であると感じるようになった。
むろん、知識を吸収すればよいという訳ではないが、無いよりはましである。
知ってさえいれば、あんな風の日にテイクオフするハズなかったのになんていう
事例はいくらでもあるだろう。

僕はインストラクターと名乗るからには、
少なくともVFR程度の実機免許を持っているべきと思う。
あれだけ長い歴史を誇る実機ですら、いまだに事故は耐えない。

いわんや対気速度の低いパラグライダー・ハングライダーをやだと思う。
パラグライダーやハングライダーを楽しまれている皆さん、
これ以上、死人や怪我人を増やさないよう、今一度と考えてみられてはいかがだろうか?

このままではこのスポーツは市民権を失ってしまうかもしれませんよ。