国母被告の後輩だった共犯者の戸田被告は、“甘い言葉”で誘われ密輸に手を染めていたことが明らかになった。

 坊主頭に紺色のスーツで出廷した戸田被告は、容疑について「間違いありません」と認めた。
国母被告と共謀して昨年12月17日(現地時間)に自らの自宅を送付先として米国から大麻ワックス57・755グラムを国際スピード郵便で発送し、同31日に成田空港に到着させて密輸したとされ、今年10月10日に逮捕された戸田被告。
先輩との共謀に至ったのは、「(大麻を)半分あげるから」という言葉だったという。

 「逮捕されるリスクも頭に浮かんでいましたが、誘惑に勝てませんでした」。
自身も20歳の頃から大麻に手を染めていた戸田被告にとって、タダで大麻を入手できる機会を得たことが一線を踏み越えさせたが、税関で発見され、手元には届かず。
逮捕後にその量が100回以上の吸引が可能な約57グラムと多量だったことについては「想定していなかった。
1人10グラムで20グラムくらいが送られてくると思っていた」と話した。
大麻ワックスは麻薬成分が凝縮されており、乾燥大麻と比べ約2倍の1グラム1万円以上で売買されているという。