【承前】

フリーからアルペンに乗り換えた当初に

その人が持っている滑走能力…筋力・バランス能力・テクニック等々全部をひっくるめて…を100とすると
・フリーは板と姿勢の制御に70〜80、バランスの制御に20〜30
・アルペンは姿勢の制御に10〜20、バランスの制御に80〜90

で滑っていると感じました。

脚〜下半身の筋力に限って言うと、9割方板と上半身の保持に充てるフリーと
保持に3割、バランスコントロールに7割のアルペンとも思いました。

おそらくハードブーツでしっかり保持される分、遊びが無くなり、良いも悪も、少しの変化が
ダイレクトに板に伝わるのだと思います。だからシビアにバランスを取らないと滑りにならない。
逆に、シビアにバランスを取るには土台が大事。土台を作るには筋力が大事。
だからフリーでは筋力の大部分を投入する事になる、とも思うのです。
腰折れ、内倒はこれが出来なくて力負けしたか、外力を呼び込んで補助にしようとして起きると思います。

トゥサイドは腰・膝・踝・つま先の4か所がバランス取りに使えますが
ヒールサイドは腰・膝・踝+補助的につま先となります。
しかも保持の為に固める事が先で、それが出来た上でのバランス調整、特に踝部分は、となります。
フリーのヒールサイドが難しいのは、この辺りが原因だと考えます。

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記載内容・割合等はあくまで個人の体感を基にしたものです。
また優劣を求めて書いてはいません。あくまで「比べれば」のお話です。
ご理解の程をおねがい致します。