>>705 えんじにあ氏

コース滑走中は抵抗成分が極小になるように考えられていると思うのですが、違いますかね。
抵抗極小を実現するために、原理は未解明ながら経験則からワックスやフッ素系ワックスを塗るわけで。
その結果、位置エネルギーが速度エネルギーにガンガン変換されて速度が上がると理解しているのですが。

滑走抵抗と、それに伴う本格的な発熱が起きるとすれば、それは停止モードに入ってからではないでしょうか。
それとて雪にソールが触れた状態で、雪を圧縮しながら実行されるわけですから
発生する熱量と、発生する側から主として雪による冷却で失われる熱量、
ブレーキングで雪表面が破壊される時に運動エネルギーとして消費される分、等と考えれば
明確に「熱」として残るエネルギー量はは意外と少ないのではないでしょうか。

実際、ブレーキングで削れた雪面に触れても、板に触れても「アッチッチ!」という経験はありませんし
コース最後で急ブレーキの形になった際、雪煙は舞っても、水蒸気の発生を見た記憶はありません。

エネルギーの出入りの計算はお任せするしかないのですが、以上の理由により、「熱」は雪が水になる等で
かなりの部分が消費されてしまうものと想像致します。