【開示請求について】
開示請求には
プロバイダに対して任意(プロバイダ側の意志を尊重する形)で行う「任意請求」
裁判所の判断を以て開示を行わせる「開示請求訴訟」
の二種類の形が存在します

「任意請求」は拒否の回答を出してしまえば100%非開示になります
「開示請求訴訟」は判決で開示命令が出れば100%開示になります

請求者によって
「任意請求」→拒否される→「開示請求訴訟」の順番で行ってくるパターンと
いきなり「開示請求訴訟」を起こすパターン
の二種類が存在します

相談する際に
今届いている照会書は「任意請求」の物なのか「開示請求訴訟」の物なのかをはっきり伝えましょう
「開示請求訴訟」の物が届いている場合の方が危機的状況に追い込まれているとお考え下さい

【開示請求の理由について】
開示請求の理由には、大きく分けて、「名誉毀損」と「プライバシー権の侵害」の二種類が存在します
基本的にどちらの場合でも弁護士に相談した方が良いですが

請求理由が「名誉毀損」の場合は、開示請求が通ると刑事事件として扱われ警察による
家宅捜索や、投稿者の逮捕・勾留が発生する事が有ります
そういった事態を防ぐために速やかに弁護士に相談しましょう

請求理由が「プライバシー権の侵害」の場合、相手が有名人・著名人・政治家等ではなく一般人であれば、
そこまで大事にはなりません、開示請求の結果を待ちながら落ち着いて、依頼する弁護士を決めましょう