憲法的法律とは、イギリスのマグナ・カルタ、権利請願、権利章典、議会法や王位継承法などが当てはまり、マグナ・カルタのような古い憲法的法律をいかに現在のイギリスの政治に合わせていくか、そのために憲法習律がある。

憲法習律とは、例えばイギリスの首相は庶民院議員でなければならない(1902年)ことや、国王は庶民院多数党党首を首相に任命すること、議会が可決した法律案を国王は拒否しないことなどがある。

これがイギリス憲法となる。これらは歴史の中で、国民の権利尊重、民選議院、司法権の独立が成立することになった。それを成文化して各国の憲法に今でも反映されていることから、近代憲法の祖といわれる。