>>72
目的が違うからそれは何とも言えんな。
ヤンの目的は国家の存続ではなく民主主義であることはバーミリオンで明らか。
>>74
のように言いながら、実際にヤンが行ったことは
「政治は理念に従属する」だから。
(国家は最大の経済的組織だからな。)
民主主義が残った時点でヤンは目的を果たしている。
(更にその後の歴史家達の言葉を見ると、帝国にも議会が開設された可能性が高い。
多分ヒルダならば極めて洗練された帝国憲法を制定した可能性もね。)

ヤンはラインハルトの能力を誰よりも評価していたから、社会としての国家の運営ならラインハルト以上の適任者はいないと思っていただろう。
そういう意味ではラインハルトの器の方が大きいと言ってもヤンは完全に同意するだろう。
だがヤンはその人を殺してまで民主主義を残そうとした。
つまりどのような個人的な能力よりも民主主義的精神の方が尊いと思っていたと結果的になる。

そして理念をその身を以て残したというのはある意味時代を超えて大きな事だからな。
イエスとローマ帝国。
社会的には当時としてはローマ帝国が比べるまでもなく強大だが。
キリスト教はローマ帝国のみならずローマ帝国が滅んだ後でもその後の国家、社会、人々をある意味支配している。
この後遥かな時間が経ってローエングラム王朝が終演を迎え、社会が混乱した時必ずヤンの存在はまた人々に甦ってくるだろう。
だからどういう観点で器と言っているのかによって評価は変わるな。

まあこれは完全にスレ違いの話になるが。