>>241
時系列を整えて「陽毬の病気の始まりはどこか?」と探してみれば見えてくる事だが
陽毬は「ダブルHのデビューを知った後」に病気にかかってる。

つまり9話の眞悧が言ってた「あんなこと」とは病気で病名は「心の病」。

カルテがあるようだが>>234>>237でも書いた通り「この世界は夢」なので
夢の内容に正しさを求めてはいけないw
ボンソワール幾原作品は時にこんな感じにフェイクをしかけてくるのも特徴。


陽毬の心の病の原因は主に
彼女の内的要因と外的要因に分かれていて
内的要因の方は陽毬が自分という箱の中から手を伸ばして「大切な人と運命の果実を分け合いたい」という欲望を諦めてしまったから。

陽毬は本当は箱の中で「高倉兄弟以外とも果実を分け合いたい」という欲望があり求めていたのだが
陽毬は両親の指名手配からダブルHとの友達関係が自然消滅する過程を経て自ら手を伸ばそうとしなくなってしまった為に
彼女の欲望は箱の中で餓死寸前、だから陽毬は病気になってしまったのだろう。
描写は無いがそんな想像は出来る。

そして陽毬は3話で苹果という美少女に出会い一目惚れをしたけど
ダブルHとの一件がトラウマになっていて苹果に本当の自分を見せられないし林檎も分け合えない。

で、その内的要因は今まで兄達に林檎を貰ってばかりいた子供の状態から成長し
最終話で林檎をカンバに返す為に自ら手を伸ばせるようになれたから解決。

きっと夢から覚めた現実では苹果と運命の果実を分け合えるような関係になれたのだろう。


また陽毬の外的要因は「果実を分け合うと呪いの業火に焼かれて大切な人が酷い目に遭うから。」
夫妻がテロを起こした高倉家の呪いは特に強いのだろう。

こっちの方も最終話で高倉兄弟が陽毬と縁を切り
乗り換え後パートの陽毬が高倉家から池部家の養子になる事で解決。
きっと呪いの強さは乗り換え前より大分弱まっているはず。