蟲師の世界での歯科学は、原始的な方法での抜歯でしたからね。
金槌とノミで叩いて、ぐらぐらにした後、やっとこでぐいっと引き抜く荒っぽいものでした。

抜歯後、猛烈な激痛に見まわれ、多量に出血するものだから…。

ギンコの場合は、抜歯した後の出血は少ない方だから、ドライソケットになりやすいといえる。

※ドライソケットとは、抜歯後、出血量があまりにも少ないか、ほとんど出血しなかったか、見事に出血していた
場合でも、出血するのが気になって、過剰にうがいをして血餅を洗い流してしまった場合に起きる症状。

抜歯窩の歯槽骨が露出した状態になり、外部の刺激が直接骨に当たるため、猛烈に痛みます。