もし、ギンコにおいて、神谷浩史キャラ系列のDML30HS系エンジンを使用していたら…。

軸重が13トンを超過するので、丙線以下の路線への入線が困難になる。
イニシャルランニングコストが増大するので現実的ではない。
180度V型12気筒のエンジンなので、エンジンメンテナンスも大変。

このため、オリジナルの原型エンジンはDMF15HSAの方を採用したわけか。
だが、重すぎる車体で、定格出力220馬力はあまりに非力で、動力性能は
DMH17Hエンジン(180馬力)を搭載した勝 改蔵と比較して殆ど向上しなかった。

第二期のギンコはエンジンを420馬力のDMF14HZHG、変速機を直結4段式の
DW14HGに換装しており、これにより、性能改善を図ることにしている。
これらの改良により、むしろ以前と比較して、走行性能は大幅に向上しており、
現状のハマトラのアート、エンジン換装後の糸色 望の性能とは大差ないものになっている。

また、寿命延長工事を行った他、サブエンジン式のバス用冷房機を搭載して冷房化工事を行っている。
ただ、頭にあるトイレ用の水タンクはそのまま残されている。

※DMF14HZHGエンジンは連続定格出力が420馬力(2,000rpm)、最大出力が450馬力(2,800rpm)、
非常時のみの出力で540馬力(3,600rpm)の性能を持つ。

※ギンコの本仕様における最高速度が95km/hであるため、実質上、変速1段、直結2段のみの運用である。
このため、105km/h以上で発揮する直結3段、112km/h以上で発揮する直結4段は使用されないギア段であり、
ある意味で、540馬力を発揮した時のみに使用されるギア段でもある。