理性では見ず知らずの拓に電車でこんなことをされて気持ちよくなるなんて、いけないことだと分かっている。けれど小浜の女の部分、本能の雌の部分が拓のくれる快楽をどうしようもなく求めていた。
「もう一本入れるよ?」
「や……あうぅっ」
 一度引き抜かれた中指が、人差し指を伴って再び潜り込んでくる。二本の指は小浜の中を隅々まで確かめるように動き回り、いったん奥まで含ませるとセックスの動きを模して出し入れを始めた。小浜の自然と揺れてしまう腰が、背後の拓をも刺激してしまっている。
「キツキツなのにぬるぬるで、いいオマンコや」
 褒めるようにいって、拓は小浜の耳を舐めながら微妙に曲げた指でGスポットを探り当てた。がくがくと機械仕掛けのように小浜の腰がはねる。
「ひぃ…ん!」
「じっとして。周りの人に痴漢されて感じゆう、恥ずかしい子やってばれちゅうよ?」
 愛液が内股を伝う、その感触さえたまらない。
「さぁて…じゃあ、淫乱女子高生のクリトリスは、どうかな…」
 拓の言葉に、小浜は目を見開いた。
「だめぇ…っ、そこは…っめなの……!」
 密やかな、決死の訴えは無視され、小浜の雌蕊までが拓の手に落ちる。花びらの合わせ目、その頂点が拓の指に剥き出しにされた。
「〜〜〜〜っっ!!」
 電流を流されたような快感に、小浜は背中をのけぞらせた。
「すごい…」