考察詳細ありがとうございます。

(3)なぜヤマト一隻、スルーして地球を制圧しないのか
ヤマトがガミラスの冥王星基地を撃破して以来、地球は遊星爆弾の攻撃もやみ、
ガミラスの直接的脅威は去ったようである。
しかし圧倒的にガミラス軍が優位であることは間違いない。なぜなら地球の軍事力は
ヤマト一隻を残すのみだからである。それならば、イスカンダルに向かうヤマトなど
ワープで飛び越して、無防備な地球に艦隊を送り込みそのまま制圧してしまえばいい
じゃないか。
それではそもそもストーリーが成立しないという話はさておき、そうしない理由を
ガミラス側に立って考えてみると、ひょっとしてヤマトが地球を飛び立ったことで、
彼らは対話という選択肢があるということに気づいたのではなかろうか。

ガミラス本国に彼らがたどり着いた時、その機会を作ることが可能だろう。地球人が
それほどの武力・戦闘力・航海力を持ってガミラス包囲網を突破し得るなら・・・。
彼らもまた、ヤマトの来訪を心のどこかで待ち望んでいるのかもしれない。

(4)そもそもガミラス星はどこにあるのか
ヤマトはイスカンダルに行くことを目的としているのだが、なぜか途中で出会うのは
ガミラス星人ばかりである。イスカンダル星人には、火星までメッセージを携えて
やって来たサーシャ以外誰にも出会っていない。

航海長島の不安はさぞかし大きいことだろう。実は薄々見る側は感づいているのだが、
ヤマトは推理・謎解きよりもある程度視聴者に事実を開示して、キャラクターたちの
リアクションによって盛り上がるという作風であることは、バラン星でも見た通りで
ある。本星ではどんなリアクションを彼らは取るのであろうか・・・?