>>241
ーつづきー
そしてこの布石をしっかり回収しているのが、試験前、4人が勉強で集まった例のシーン、アンのセリフだ。
「(なつかしい故郷の情景を想えば)、奨学金が取れようと取れまいと、大した違いはないって気がするの。あたしは最善を尽くしたんだし、戦うことの喜びって言うことの意味が分かりかけてきた気がするわ。一生懸命やって勝つことの次に良いことは、一生懸命やって落ちることなのよ。」

ここで焦っている他の3人とアンをコントラストさせて、クイーンの入学試験の時から比べ、大きく成長したアンの内面も描いている。

心臓の心配なマシュウを吹雪の中見舞いに行くという負荷がありながらも、悔いのない努力を重ねてキッチリ自分を仕上げ抜いた。それをやり抜いた者の達観した境地とその清々しさ。文脈をトレースしながらの至ってノーマルな文学的必然だし、ノーマルな文学的状況説明だが?

そしてクライマックスのエイブリィ奨学金の獲得でキッチリ観る者の感動を刈り取る。

別に浅く観ようが、深く観ようが作品を楽しんだら良いよ

ただね、脚本がどうの、シナリオがどうの、見当違いの論評するなら、それなりの論を持って来いよ
中身のない空っぽレスならいらんからな
ま、オレもそんなマンガ脳、はじめからスルーするれば済む話だが