>>653
原作「暗闇の中の顔」で響子さんが男性を選ぶ基準のようなことを語っています。

郁子の母 「響子おばさんも女子高校だったのよ」
郁子 「だからあんなさえない惣一郎おじさんと結婚しちゃったのよ」
響子 「失礼ねー、郁子ちゃんはまだ子供だから男の人の内面まではわからないのよねー」
さらに郁子の母と寝る前の会話で 響子さんが惣一郎さんのために作った袖の長さが異なる寝間着を気にせず喜んで着ていたことに
「やさしいひとだったなあ」と思い出しています。 
すなわち、響子さんは外見や財力より、内面を重視して優しい人が好みとわかります。
五代は自分の気持ちを素直に伝えて、また響子さんが屋根から落ちそうになったり、プールで足をつりおぼれそうになったりしたときに助けてあげたり、
プールでブラを亡くした時にそっと届けてあげたりと、かなり響子さんに優しいところを見せています (他にも色々あると思います)。
一方、三鷹は響子さんに自分が犬嫌いであることを隠したり内面を見せることはほとんど無く、花束プレゼントや高級ホテルのレストランへの食事に誘ったりと
「お金で愛は買えないが、お金があった方が愛は潤う」 を実践していた気がします。

また、原作「ショッキングクッキング」で響子さんが五代に「郁子の夏休みの宿題を見てくれたお礼に」 と
惣一郎が好きだった料理をご馳走しようとしたとき、
五代 「何か手伝いましょうか?」
響子 「ダメダメ、男の人は待ってなくちゃ」
と言っています。またそのときに惣一郎のことを思い出し、何か手伝おうか? とソワソワしている惣一郎に同じ事を言っていました。
響子さんはとっても世話好きなのとやや古い考えを持っているようで、家事は自分がやることで好きな人の役に立ちたいと考えていたようです。
三鷹の場合は料理はかなりの腕前をもっており、また身の回りの世話はヘルパーさんにお願いしていたので、
響子さんからみたら自分が必要とされているのかわからず、三鷹に魅力を感じなかったのだと思います。