本放送当時には、一般の日本家庭では
ほとんどなじみの無い西欧(?)の国の風土や
宮廷内の様子、いったいどこからああいった舞台設定やら
風景の情報を得ていたのだろうか。
西欧の中世を舞台とした映画とか絵やスチル写真しかないだろう。
(当時はVHSもLDもDVDも無いから映画は上映期間しか観られない)。

主人公が父母に対して、「お父さま」「お母さま」と丁寧語で呼びかける
ような上流階級の生活。

主人公は一人っ子でかろうじてチンクという友達のような見かけ上は
歳の離れたのが居るだけ。子供同士の交流はおかしな乞食のようなのが
ときどきわざとらしく出てくるが、基本的に身分が違うから真の友たり得ない。
プラスティックはパーだし。
 主人公の取り巻きではない人間はジュラルミンとかナイロンで、大人の悪人。
子供のような主人公と大人の悪人やその手下との死闘対決が連発。

それに、内容が人間関係の軋轢とか悪巧みの繰り返しなので、話が重たい。
小学生低学年レベルでは筋を理解不可能。動物アニメであったジャングル大帝
に比べて人物アニメであるリボンの騎士は、キャラクターが複雑で絵柄も
単純ではないので、親しみにくい。。。。。

あれは中学生以上向け的な精神年齢の高い人向けの内容だったと言える。
小学生の低学年までは、ストーリーよりも、シチュエーション、その場その場の
動作や笑いやおかしさを追って観ているだけのようなものだろう。