当時想定していた視聴率25%、最低でも20%を期待ということだったと思うが、
それは厳しい。なぜなら裏番組が当時のもっとも勢いのあった日本テレビの
歌番組(バラエティ?)である「シャボン玉ホリデー」。

「シャボン玉ホリデー」の放送は日曜 18:30 - 19:00(30分)
放送期間:1961年6月4日 - 1972年10月1日(591回)

リボンの騎士の本放送の時間
1967年4月2日 - 6月25日(1 - 13話):日曜18:30 - 19:00
1967年7月2日 - 1968年4月7日(14 - 52話):日曜18:00 - 18:30

このころのシャボン玉ホリデーは脂がのっていた絶頂期でもあった。

リボンの騎士の放送以前から人気時間枠として定着していたのだし、
家庭内で父や母が見たがるのは、おそらく子供用アニメではなくて
大人対象のシャボン玉ホリデーであったろう。
 両親の意向でもって「良質健全な番組を選ばせ」子供をテレビの前に座らせる
そうして一家でもって番組を観させる、などという戦略を想定していた
傾向からすれば、まるで真逆の放送枠の確保だったと思う。

アトムなどの人気、ジャングル大帝の人気(新ジャングル大帝・進めレオ!は
それほどでもなかったが)に虫プロとしては慢心があったのだろう。
ひとつには、リボンの騎士はスポンサー探しに難航していたことが背景にある。
「おばけ番組」であったシャボン玉ホリデーの裏だからこそ、時間枠として
とりやすかったのだろう。