DVD-BOX1の解説書 第11話 ねむりの精 の解説を読んで

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「当初は自らが王位を狙っているように見えたジュラルミンだが、実は溺愛するわが子を王位に就けるため、サファイヤの命を狙っていたことがこの回で判明する」
とある。そうだっけと思って第1話のジュラルミン&ナイロンのシーンを一部見てみたら、確かにプラスチックのことはセリフにも出てこないようだった。

「わがままなプラスチックが“冬イチゴ”を食べたいと言い出す、という展開はサムイル・マルシャークの『森は生きている』がモチーフ」
とあり、これは知らなかった。
『森は生きている』では
「わがままな女王が、真冬のさなかに春の四月に咲くマツユキ草がほしいと言い出したため、国じゅうは大騒ぎ。持ってきたものに褒美の金貨を与えるというお触れを出す」ようだ。

「ねむりの精サンドは、ドイツ民間伝承のザントマンに由来する」
とあり、これも知らなかった。
「ザントマンが背負っている袋の中には眠気を誘う魔法の砂が詰まっている。 彼は夜更けになると人々の目の中にこの砂を投げ込む。 すると、人々は目が開けられなくなり、眠らずにはいられなくなってしまう」
そうだが、ねむりの精サンドがプラスチックにかけた砂は、逆に眠れなくさせるものだった。サンドは劇中でも色々な種類の砂を持っていて、チンクやシルバーランド兵士はザントマン同様、眠らせる砂だったが…
砂が目に入ったら目が開けていられないかもしれないが、痛くて眠れない気もする…という素朴な疑問でプラスチックは眠れない設定になった?(妄想)