>一度負けて特訓をして必殺技を編み出して勝つというのは
>後に仮面ライダーでよく出てくるフォーマットだが、

これは最初にやられたのは、ジャングル大帝(虫プロ)の
「三匹の死神」で、多分脚本は辻真先氏ではなかっただろうか?
後の仮面ライダーの実写版で、構成がそっくりのエピソードが出て
来たので、びっくりした覚えがある。

ちなみにこのエピソードは一部に手恷。虫の実験アニメ「展覧会の絵」を
(音楽としても)踏んでいる。展覧会の絵が完成してNHKだったかの
テレビで公開されたので、子供だった自分はそれを見ていて、
この巨鹿ムースのリボンの騎士の中に同じ音楽(プロムナード)が出て来た
(展覧会の絵=ムソログスキー)ので、あっあの漫画映画のと同じ音楽だ
と気がついてここが動いた記憶がある。そののち1年後ぐらいに、また賞を
とったかなにかで再び(たしか)NHKで放送されたら、そのときには既に
展覧会の絵は最後のオーケストラの実写だった部分がちょっと手抜きっぽい
ようなアニメに置き換えられていたので驚いた記憶がある。
 まあそういった楽屋落ちのようなところがあるのがこの作品。
毒の矢で基地害になっていた巨鹿ムースの話なんだが、何か元ネタが
(たとえば手恂汢謔ノでも)あったのだろうか。ひとつ気になっていたのは、
ずっと後にBJの漫画の中で、「なだれ」という名の脳手術をして怪物になって
しまった鹿のエピソードがあることだ。だから巨鹿ムースの話は
何か手恷。虫と関係があったのかなぁ、それともバンビに対するオマージュ(?)
なんだろうかなどといろいろ考えたが、結論は今日に至るも出ていない。
展覧会の絵の編曲やリボンの騎士の音楽を担当していた冨田氏は後にシンセサイザー
で展覧会の絵を4chのLPアルバムとしてリリースする。