★☆リボンの騎士☆★2
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手塚治虫生誕90周年を迎え、ブラジルの国民的漫画家もリボンの騎士を描いたりしているようですが…
このスレは昭和42年放送のアニメ版リボンの騎士専門ということでお願いします。
前スレ
★☆リボンの騎士☆★
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/ranime/1207369614/ リボンの騎士は、虫プロとしては最初の人物主体の芝居的なアニメーションだったが、
翌年度から始まった巨人の星(東京ムービー)も、人間が演じるアニメーションだった。
つまりその頃になって、かなり実在感のある人間を描くテレビアニメが登場し出した
のです。(たとえば初代「魔法使いサリー」が人物的アニメかどうかというと、微妙だけれども、
巨人の星のように肉体を持っている存在とは言えないでパペット人形に近い漫画的な
キャラクターの存在感だと思う)
人物キャラクターは動物やロボットキャラクターに比べて描くのが難しいのだ。
人間は人間的な顔を持った画に対しては、認識識別能力が高くて(脳がそれを行う
ための専用の機能・領域を持っているからと説明されている)、わずかな顔つきの
違い、アニメーターの絵を描く少しの違い、ゆがみ、表情を読み取ってしまうのだ。
そのため、絵柄を合わせるのに苦労する。最初ディズニーも白雪姫の制作で
やはり人間をキャラクターとして描くことの難しさに遭遇した。
また、力学や人体機構を無視したいわゆるゴム人間は、戯画的なカーツーンなら
ありでも、ある程度シリアスなアニメーションでは、それではやはりまずいため、
モデルを参考にしたり、映画撮影された画を元にしてトレスやスケッチをして
描くことになる。特にスポーツものは、停まっていない動作を描くので、
それをある程度リアルに描くとなると、(時間)分解写真などを手本として
描かないと思いつきで適当に描くと不自然感がつきまとうことになる。
そういったことがあるので、人間をアニメーションのキャラクターとして
実在感持って描くのは手間が掛かるし、技量が要求される。 第17話「さよならユーレイさん」
脚本は辻 真先
・サファイヤが女と知っている証人の出現
・ジュラルミンまたはナイロンが聞き出そうとする。
・サファイヤの優しさに触れた証人は
「サファイヤは男の子」と嘘を答える。
第15話「黄金のキツネ狩り」とほぼ同じ流れだが、今回の証人はユーレイ。ユーレイなのでサファイヤが女であると分かると言う。
ユーレイのために泣いてくれる人がいないため、天国に行けずに困っていた。
生前は金貸しで、名前はシャインロック。シェイクスピアのヴェニスの商人に登場するユダヤ人の金貸しシャイロックからと思われる。
知り合いなら泣いてくれると思ったサファイヤだったが、シャインの評判は悪く、誰も泣いてくれない。
例のごとくナイロンはサファイヤが女である証拠をつかむため、シャインに「自分が泣いてやるから」ともちかけ、シャインはサファイヤに女のドレスを着せる。
「やめて!やめてったら!」
と言いながら、水色のドレスのサファイヤは鏡に写った自分を見てごきげんになり、踊りだす。そこへナイロンが!
性別発覚前にナイロンが女の子の服を着たサファイヤと対面するのは原作にもなく?、何かすごいことが起こった感じがする。
水色のドレスのサファイヤは屈指の可愛さで踊りの作画も素晴らしい。
この踊りのカットは第27話「急げ!黒雲島の巻」で色違い、ピンクのドレスのシーンで流用されている。
今だったらデジタルで色の変更ができるかもしれないが、当時は新たなセルに色を塗っていると思われる。当時はトレスマシンも導入されていない時代で、ハンドトレスだろう。そのせいか、原画、動画は同じでも、絵がちょっと違う感じもする。つづく つづき
演出の進藤満尾はアニメ版キャンディキャンディのキャラデザインをはじめ、多くの作品を手がけている。 >>219
太陽の王子ホルスの大冒険の脚本は深沢 一夫という人、リボンの騎士最終回の脚本は能加平で、脚本家は違うようですね。
ホルスは一回見た気もしますが全く記憶になく、リボンの騎士最終回はしばらく見ていませんが、3つの玉は覚えています。
40年前、リボンの騎士の再放送の最終回を録音して、寝る前に布団の中で聴いていたのを思い出します。
フランツ「3つの玉はチンクが持っていたはずだ。チンクはどこだ?」
サファイヤ「チ〜ンク〜、どこにいるのチ〜ンク〜」
というセリフをなぜか覚えていました。 サファイア(sapphire)または蒼玉、青玉(せいぎょく)は、コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色以外の色の宝石。9月の誕生石。
語源は「青色」を意味するラテン語の「sapphirus(サッピルス)」、ギリシャ語の「sappheiros(サピロス)」に由来する。 イタリア語版のアニメではZaffairo(ザファイロ)と最後がオの音で終わる
男性名詞になっていた。 読んだことはありませんが、アニメ化もされた響け!ユーフォニアムという小説には川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)というキャラがいて、自分の名前を気に入っておらず、「みどり」と自称しており、友達にもそう呼んでもらっているそうです。いい名前なのに…
どんなキャラかと思って画像検索したら、髪にリボンを付けたクセ毛の少女でしたよ。
これはきっと親がリボンの騎士が好きでサファイアという名前をつけ、小さい頃からリボンを付けさせていて、ある時から自分の名前を気に入らなくなったものの、髪のリボンは習慣化して続けているとか、そんな妄想が広がりました。 >>228
キラキラネームはええよ
ただ「緑輝」をサファイアと読ますな!
周りが迷惑や 読めん! 宝石のサファイアは 和名は青玉(蒼玉)。
緑なのは、エメラルドではないのか? 宝石のサファイアは青いというイメージ。実際には、コランダム (酸化アルミニウム の結晶からなる鉱物)の内、赤いものをルビー、赤以外のものをサファイアと呼ぶようで、グリーンサファイアというものもあるようだ。
リボンの騎士の騎士の主人公の名前がなぜルビーではなくサファイアなのか。
青系は男子、赤系は女子というのは、昭和に子どもだった人にとっては一般的だろう。子どもの頃、男が赤系ものを選ぶと「女の子みたい」とからかわれたりしたものだ。
アカレンジャーとか、赤い彗星のシャアとか、昭和の頃から赤も男の色になってきたが、未だにモモレンジャーは基本的には女子だろう。
サファイアは、女の子なのに男のふりをしなければならないので、リボンの騎士の世界でサファイアというのは男の名前なのだろう。
そう考えると、もしかしたらサファイアも自分の名前を気に入ってなかったかもしれない。
男の子の色、青い輝きを持つ宝石のサファイア。男の子のふりをしなければならない高貴な王女の名前としてイメージぴったりと思う。
ベルサイユのばらの主人公にはリボンの騎士とは違う理由で男の名前、オスカルが付けられた。 原作漫画もそうだが、王様は「王様」(サファイアからはお父さま)、
お妃様は「お妃様」(お母さま)であって、固有名が無いようだが、
もしかするとそういうものなのかな?王様はある時点では1人、お妃様も
ある時点では1人でしかないから、固有名が無い(?)でも王様になる前や
お妃様になる前は名前があったはずだと思う。 >>232
いや そら名前は有るでしょう
ただ、あの展開で誰が呼ぶ?
ジュラルミン側にしたって固有名詞で読んでたら
むしろ妙や。 >>232
少女クラブ連載版では
チンク「もしもしなんですかこれは」
おじさん「いよいよきょうはフィリップ二世王のあとつぎがお生まれになるんだよ」
になっていて、王様の名前は
フィリップ二世王
でした。
初の単行本、講談社の漫画文庫ではセリフが変わって、
チンク「もしもしこのさわぎはなんですかおじさん」
おじさん「なんだしらないのかよいよいよきょうこの国の王子さまがおうまれあそばすんだめでたい日だぞ」
になっていて、手塚治虫漫画全集でも一部漢字になってますが同じです。
フィリップ二世王だと、サファイヤが即位するとフィリップ三世になってしまうとか、そういう理由で変えたのでしょうか。
王妃の方は名前は出てこないようです。 仮に設定上名前があっても話の展開上呼ぶ必要がなければ言わない(言わせない)
国王や妃にしても物語では唯一の存在だしw
分かりやすさ優先ってことやろ。 第18話「ふしぎなカガミ」
脚本は能 加平
グリム童話にもあるドイツ民話「白雪姫」が元ネタ。
世界一の美女を自認する女
↓
魔法の鏡もそう言っている。
↓
ある時、魔法の鏡は他の女の方が美しいと言う。
↓
女はそれが許せず、魔法の鏡が自分より美しいと言うその女を殺そうとする。
白雪姫では王妃が白雪姫を殺そうとするが、アニメ版リボンの騎士ではベラという王女がサファイヤを殺そうとする。
ベラに「きたない子」と言われてちょっとショックを受けるサファイヤ… 亜麻色の髪のカツラを被って鏡に向かってみる姿がいじらしい。
気絶させられ、女の服を着せられ、化粧されるサファイヤ。シチュエーションとしてはあやしげな魅惑があるが、作画的にサファイヤの美しさがいまいち伝わって来ないのが残念。
ベラの側近の大男が使う鏡の武器の効果音がWindows98?の音に似ていて、大昔のアニメになぜこの音が、的な気がした。
ラストでベラに「女の子はお化粧が好きだからね」と鏡をプレゼントするサファイヤ。第10話「サファイヤのカーニバル」でフランツから鏡をプレゼントされ、その鏡は割れてしまったが、
それ以来、サファイヤは秘密の小部屋で鏡に向かってお化粧していたのではと妄想してしまう。
演出の坂口尚三は漫画家の坂口尚で、作画にも関わっているのか、全編、味のある独特の絵柄になっている。
今回は単純なやんちゃな王子様ではなく、サファイヤの微妙な女心が垣間見られてとてもおもしろかった。 アコーディオンの印象的な音楽が記憶に残るが、何か元ネタになる曲があったのだ
ろうか?それとも全くの冨田勲のオリジナルか。でもフランス風だと思った。 >>238
冨田勲 手塚治虫作品音楽選集のDisc5にボーナストラックとして「ふしぎなカガミ」の回の曲が収録されていて、ライナーノートには、
第18話「ふしぎなカガミ」から、夢見るようなロマンティックなエンディングの音楽M-21。冨田勲ファンにとっては待望の商品化といえる1曲。
とあり、冨田勲オリジナルかと…
フランスに行ったことがない私が言うのもなんですが、フランス風と言われると確かにそんな感じもしますね。アコーディオンがシャンソンみたいな感じ? 冨田さんも既に2年ほど前にお亡くなりになってしまった。
ジャングル大帝とリボンの騎士は音楽には相当の労力を割いた作品。
OPとEDだけを作ったのじゃ無いのだよ。 第30話「空とぶ怪盗」
脚本は辻 真先
当時は「仮面の忍者赤影」が本放送していたが、白影のように凧に乗るキャラ、ジルバが登場。白影は忍者だが、ジルバは怪盗。
王様はジルバに王冠を奪われてしまう。
サファイヤは王冠を奪還すべく、サーカスの凧乗り名人に弟子入りする。
25話で掟が変わってサファイヤは男のふりをする必要はなくなっているが、うらなり博士は王子様と呼んでいる。そういえば、原作ではうらなりが「おうず(王女)さまのお生まれ」とズーズー弁で言ったため、おうず(王子)さまと聞き間違えられたのがはじまりだった。
サファイヤの手をとって「こんな白い手で凧乗りができるか」と弟子入りを断ろうとするトロット少年。それは白い手袋でんがな。
今回、サファイヤの手が白くて細くて女の子みたいとトロットが言うシーン以外、サファイヤが女の子である必然性はない。
予備知識のない人がこの話だけを見たら、サファイヤは男の子と思うだろう。
怪盗ジルバのテーマは後に仮面のリボンの騎士のテーマとして使われている。
演出の北野英明は少女フレンド版リボンの騎士で手塚治虫の代筆をしている。
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版の3巻の解説で少女フレンド版にふれていて、引用すると、
「その原稿を見ると、フキダシの中のセリフは手塚治虫の字なので、ストーリー構成と絵のだいたいの下描きを手塚治虫がやって、絵だけを北野英明にまかせたのだろう。」
北野英明は後に漫画家となり、麻雀劇画でも知られた。 第31話「チンクと海のお姫さま」
脚本は能 加平、演出は上梨満雄。
チンクが活躍する回で、英語版CHOPPY and the PRINCESSの映画でも使われていたと思う。
チンクやサファイヤのセリフにもあるように、浦島太郎のようなお話。
乙姫が閉じこもって出てこないのを外で気を引くことをやって戸を開けさせるのは、日本の神話、古事記や日本書紀にも記述のある天の岩戸隠れ伝説のようでもある。
シャークスは声も星一徹で海のトリトンのポリペイモスのよう。
乙姫の気を引くためにシャークスはファッションショーを行う。モデルをつとめるのは言いなりになる薬を飲まされたサファイヤで、天の岩戸隠れ伝説のアメノウズメの役割だ。いろいろな女性の服を着たサファイヤが見られる。
乙姫は1,000年も閉じこもっているといい、サファイヤのセリフに「竜宮城の1日は地上の50年」とある。計算すると、
50✕365✕1,000=18,250,000年となる。まさに
♪1,000年は一瞬の光の矢
である。
余談だがアニメ版うる星やつらの最終回でも天の岩戸隠れ伝説がネタになっていて、ラムがアメノウズメをやっていた。 >>231
少女クラブ版でフランツ王子が靴屋のルビになるシーンがありますが、ルビって宝石のルビーから来てると今さら気付きました。 >>243
手塚治虫には「冒険ルビ」という漫画もある。 >>243
フランツの靴屋のルビは
「どうしてバレないと思えるっちゃ?」
レベルの変装。うる星やつらのくノ一かえでか。 サファイヤは王子のふりをしている時は当然、ノーメイクだろう。
亜麻色の髪の乙女の時はバレないように厚化粧しているのでは… スーパーマンはクラークケントがメガネをはずしただけなのになぜバレないのか? メガネをかければ世界一。はずせば元のそばかす坊やも太田淑子でした。 >>248
リボンの騎士の王様、サファイヤ父娘と
ジョー90のマックレイン教授、ジョー父子
はセットで声が同じでした。 セーラームーンは顔がもろ出しで髪型も月野うさぎと同じなのになぜバレないのか? セーラームーンも原作の初期はリボンの騎士のような仮面を付けていた。 リボンの騎士なかよし版の原稿を切り抜いたもの?がオークションに出ています。
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版3巻215ページのサファイヤのようですが、出品されているものは髪がカケアミのようになっていますが、なかよしオリジナル版だとつぶれているのかベタに見えます。
原稿を切り抜いたとしたら神をもおそれぬ所業ですが、手塚治虫漫画全集ではカットされているコマではあります。
模写かもしれませんが…
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/303525887 >>251
それセーラーVやで(中はセーラービィーナス)
仮面つけてた理由は不明
というかメガネはずしたら美人!とかよくあるマンガやアニメ特有の不文律に文句
言うこと自体不毛と思わんのかな?
それとも脳内補完できない豆腐脳なんやろか >>253
セーラームーン自身も原作1巻は仮面を付けているコマがある。いつも付けてはいない。
セーラームーンの仮面はゴーグルと呼ばれ、助けを求める遠くの人の映像が見えたりもする。 セーラームーンもリボンの騎士も
原作はなかよしに連載されていた。 第32話「サファイヤの宝」
脚本は能加平。
演出はボトムズの高橋良輔だが、見ていて、イメージ的にボトムズよりガリアンを思い出した。
ガリアンも忘れているので、ネットで見てみたら、ガリアンとリボンの騎士は、驚くほど共通点がある。
・中世のような世界が舞台で主人公は王子である(サファイヤは本当は王女だが…)。
・王様に嫡子が誕生するところから始まる。
・12年後に話が飛び、ジョルディ王子は12歳、サファイヤ王子(王女)は12から13歳。
・今回の話では月夜のシーンが多いが、ガリアンオープニングもそうである。
・そして、極めつけは、三つの三日月だ。劇中、銀の船の所在を示す謎の本に、空に三日月が三つ出ている挿し絵がある。
そして、ガリアンのオープニングの最後、ガリアンがローラーダッシュするカットの背景に三日月が三つ出ているではないか。
♪剣のような三日月、今、その手にかざし走り抜けろ!
リボンの騎士は昭和42年、ガリアンは昭和59年、
高橋良輔は17年前に自分が演出したリボンの騎士第32話「サファイヤの宝」を意識的にか、無意識的にか、ガリアンにも取り入れていたようだ。 >>257
力説してる所、大変申しわけ有りませんが
ガリアンなんか知らんわ!
せめてボトムズならまだしも? >>256
オークションに出ているものは、アシのところにホワイトで消しがはいっているが、
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版3巻215ページのサファイヤではその線は
消されていない。
しかしそのことが直ちに偽物であることを意味しない。 仮に本物だったらどれぐらいの価値があるだろう。
幾ら何でも100万は高いか。30万ぐらい? 画を切り抜かれているからせいぜい数万だな。
フリーベが出てくるところは雑誌連載時にあったが、その後の単行本化では
その部分を含む連載のお終い付近は長らく(頁数の関係か?)カットされていた。
たとえば、小学館のゴールデンコミックス(昭和40年代中頃?)では既に短縮版や
書き換えが行われていた。それ以前に講談社から別冊少女フレンドとして
(テレビアニメ放映時に)総集編のようなものが出ていたようだが、
それについては中を見たことがないからしらない。
(多分この頃からジュラルミンの末路も変えられてたと思う)。
次にリボンの騎士が出たのは多分虫プロ商事からだったと思う。5冊の雑誌サイズの
もので、これもたしか短縮版だったろう。でも、多分出て間も無い頃に虫プロ商事は
倒産したので、どれだけ部数が出たものだったか。
その次のリボンの騎士(なかよし版)は豪華箱入りの、文民社「手塚治虫作品集」
第4巻(1977年)までは長らく本が出ていなかった。しかしこれも短縮版だった、
愛の女神ビーナスが出て来てそれが豚になってたちまち終わりというものでした。
その次は講談社手恷。虫全集のなかよし版のものだが、これもやはり短縮版だったか
な(ちょっと自身無い)。
その後もいろんな単行本が出ていて、追い切れない。これまでに出た全てのリボンの
騎士をなかよし版に限っても、全部列挙しろといわれたら、どうなるのかな。
全部揃えて持っているという人はまずいないだろう。
思うに、フリーベなどが出てくる部分の原稿は、ある時期にもう単行本には使わない
だろうということで、手怎vロの中にももう既に現存していないのではないだろう?
あるいは逆で、その部分の原稿が何らかの理由で紛失したために単行本には入れな
かったのかもしれないが。
いまは技術の進歩で、印刷された過去の本からスキャンして、デジタルである程度の
補正修正が比較的安価に出来るようになったので、昔の誌面がしかもカラーですらか
なり再現できるようになったことはまことに喜ばしい。 今のうちになるべく原稿やありとあらゆる現存する程度の良い本を集めて
考えられる限りの超高精細で色調の多いスキャニングを行って、
後の時代の修正作業や改訂作業のベースとするべき。紙もインクも劣化するから。
いずれ、AIを補助として着色版なども出す動機が生じるだろうし。
紙の場合と違ってディスプレーはカラーが前提になっていて、コストはモノクロと
ほとんど変わらないから(カラー印刷はモノクロの何倍ものコストがかかり、
量産性も悪いから、本は高いものになるがデジタルデーターならマスターを作る
ところ以外は紙に比べてほぼコストに関係が無い、データーのサイズがちょっと
大きくなるだけだ)。 第33話「ピラミッドの怪人」
脚本は能 加平、演出は坂口尚三。
・サファイヤの胸が大きい。
・サファイヤが女言葉を話している。
と、前スレでも話題?のエジプトのお話。
第25話「王様バンザイ!!」 もサファイヤの胸が大きかったが、今回と同じ坂口尚三の演出回だった。
サファイヤが生けにえの美少女と間違えられて拉致される内容なので、とにかくサファイヤを女っぽく、美しく描く必要があったのだろう。胸だけでなく、腰のくびれやお尻のラインも女性らしさが感じられる。
サファイヤの声もいつもより高い声で演じられていてひみつのアッコちゃんに近い?
この色っぽいサファイヤにエジプトの王子も一目惚れしてしまい、「自分と結婚すれば生けにえにならずに助かる」と持ちかけるが、サファイヤは
「自分だけ助かるなんていやです」と拒絶する。えらい!
サブタイトルの「ピラミッドの怪人」は劇中、エジプトの悪徳神官が扮するミイラ男のことのようだが、出番は少ない。トラウマになりそうな怖さだが、あれは、奴隷商人に売るために美少女たちを誘導するためだけにあんな格好をしたのだろうか?
劇中、奴隷商人がチンクの値段を300円で売れると言ったのが面白かった。サファイヤはいくらで売られる予定だったのだろう。
人身売買のお話なので将来、子供向けには放送禁止になったりして… >>261
おっしゃるとおり、本当に喜ばしいことです。復刊ドットコムのなかよしオリジナル版はなかよしの誌面がそのままカラーでスキャンされていて、大きさもなかよしの大きさそのままで、超可愛いサファイヤやヘケートが大きな絵で、カラーページもたくさんあって、宝物です。 >>264
宝物といっておいてなんですが、なかよしの誌面をスキャンしているので、正直、画質がいまいちではあります。と言うのは、特典で複製原画が3枚ついていて、これが超絶的に素晴らし過ぎるからです。
「手塚治虫・画による「リボンの騎士 なかよし版」の本文原稿とイラストレーションを、オリジナル画稿からダイレクトにスキャンし、〈広演色インキ〉という特殊なインキを使って、原版の筆致や色彩、風合いなどを、きわめて忠実に再現したものです。」
とのことで、こちらは更に大きい、原稿そのままのサイズで、これは複製ではなくて本物ではないかと見まがうほどです。
この大きさ、この画質で、現存するなかよし版の原稿からダイレクトスキャンして発売してほしいです。
ただ、復刊ドットコムで仮面ライダーの連載一回目がこれと同じ?形で既に出ていますが、一話だけで二万円もするので、リボンの騎士なかよし版を全部出したら、相当な値段になりそうではあります。
広演色インキ 第34話「巨鹿ムース」
脚本は辻 真先、演出は内田有紀彦。
第1話の巨大狼、第14話の巨大山猫(ズボラ)、第15話の巨大熊に続いて、巨大な鹿の登場。昭和42年11月19日放送ということで、当時はウルトラセブンの本放送も10月に始まっていて、第一次怪獣ブームの真っ最中だ。
シルバーランドの歴代の王様は怪獣退治の専門家だったといい、歴代王が第5話の火の怪物?、第6話のランプの精の巨人、同じく第6話のきちがいクジラと戦っている絵が飾られていた。
「次の王様のサファイヤも強いの?」と聞くプラスチックにナイロンは「サファイヤはカッコだけで弱い、歴代王のように怪獣退治をしていない」と答える。
ここで賢明な視聴者は「第5話で3匹の怪物を退治しているのでは?」と思うだろうが、都合の悪いことは無かったことになるのが昔のアニメである。
ここでサファイヤも「自分は3匹の怪物を退治したしズボラもガリゴリと連携プレー?で倒したぞ!」と言えばいいものを、サファイヤも記憶喪失になっていて、巨大な鹿、ムースを倒す約束をする。
前回に続いて、サファイヤは高い声で女言葉を話すが、突然低い声の男言葉になったりもする。ウラナリも今回は王女様と読んでいる。そういえばアニメのウラナリはズーズー弁ではないんですね。
サファイヤはムースと戦うが、一度目は負けてしまう。そして、ウラナリと特訓をし、必殺技、“ムースが2本のツノならサファイヤは3本の剣よ”を編み出す。
一見、宮本武蔵のように両手に2本の剣を持つ二刀流に見える。巨大なムースのツノを2本の剣でくい止めながらチャンスをうかがう。機を見てムースにわざと上方にはね飛ばさせ、両手の2本の剣は捨てる(思い切りのいいパイロットだな…)。
うまくムースの背中に着地し、背中に装備した3本目の剣、ビームサーベル(←違う)でムースの背中を突き刺す驚異の必殺技である。
そして、見事、ムースを倒そうとしたところでチンクが!
「ムースを殺しちゃダメ!」
一度負けて特訓をして必殺技を編み出して勝つというのは後に仮面ライダーでよく出てくるフォーマットだが、アニメ版リボンの騎士が既にやっていたとは…
ウラナリが立花藤兵衛の役割だ。
というか、既に始まっていたスポ根ブームの影響か。 >一度負けて特訓をして必殺技を編み出して勝つというのは
>後に仮面ライダーでよく出てくるフォーマットだが、
これは最初にやられたのは、ジャングル大帝(虫プロ)の
「三匹の死神」で、多分脚本は辻真先氏ではなかっただろうか?
後の仮面ライダーの実写版で、構成がそっくりのエピソードが出て
来たので、びっくりした覚えがある。
ちなみにこのエピソードは一部に手恷。虫の実験アニメ「展覧会の絵」を
(音楽としても)踏んでいる。展覧会の絵が完成してNHKだったかの
テレビで公開されたので、子供だった自分はそれを見ていて、
この巨鹿ムースのリボンの騎士の中に同じ音楽(プロムナード)が出て来た
(展覧会の絵=ムソログスキー)ので、あっあの漫画映画のと同じ音楽だ
と気がついてここが動いた記憶がある。そののち1年後ぐらいに、また賞を
とったかなにかで再び(たしか)NHKで放送されたら、そのときには既に
展覧会の絵は最後のオーケストラの実写だった部分がちょっと手抜きっぽい
ようなアニメに置き換えられていたので驚いた記憶がある。
まあそういった楽屋落ちのようなところがあるのがこの作品。
毒の矢で基地害になっていた巨鹿ムースの話なんだが、何か元ネタが
(たとえば手恂汢謔ノでも)あったのだろうか。ひとつ気になっていたのは、
ずっと後にBJの漫画の中で、「なだれ」という名の脳手術をして怪物になって
しまった鹿のエピソードがあることだ。だから巨鹿ムースの話は
何か手恷。虫と関係があったのかなぁ、それともバンビに対するオマージュ(?)
なんだろうかなどといろいろ考えたが、結論は今日に至るも出ていない。
展覧会の絵の編曲やリボンの騎士の音楽を担当していた冨田氏は後にシンセサイザー
で展覧会の絵を4chのLPアルバムとしてリリースする。 >>269
ネットで検索したら、おっしゃるとおり、三匹の死神の回の脚本は辻真先でしたよ。
巨鹿ムースにはムソルグスキーの曲も使われているんですね。リボンの騎士の音楽はチャイコフスキーの白鳥の湖以外は冨田勲と思っていました。
手塚治虫はディズニーのバンビを100回ぐらい見たそうで、鹿が好きなんですかね。
ブラック・ジャックにも巨鹿の話があるんですね。
辻真先はデビルマンの脚本を担当した時、永井豪と直接会って話を聞き、アイディアを出してもらったりしていたようなので、手塚治虫からもアイディアを出してもらっていたのかも…
あるいは、デビルマンのシレーヌは辻真先のアイディアが先行していたそうなので、巨鹿のアイディアは辻真先が先なのかも…と思いました。 ナイロンが歴代の王様の怪物退治を描いた額縁に入った画を一つずつ見て歩く
シーンで、展覧会の絵の”プロムナード”の音楽が流されるという、先に作って発表して
いたのだろう実験アニメ「展覧会の画」に対するパロディのような部分があった
という、ただそれだけ。 第35話「飛行船を追え!」
昭和42年11月26日放送
脚本は能 加平。
空飛ぶ戦艦が登場する。空飛ぶ戦艦と言えば、まず、
・宇宙戦艦ヤマト
だが、
他に、♪空飛ぶ戦艦(オーオオー)ザイダベック(オオー)
という歌もある
・ザイダベック「アクマイザー3」
もあり、
・アルカディア号「キャプテンハーロック」
も忘れてはいけない。
ルーツは
・轟天号「海底軍艦」
だろうか。
今回、アセチレン・ランプが発明した空飛ぶ戦艦は、サブタイトルのとおり飛行船で、ゴンドラ部分に大砲を武装している。
飛行船形の戦艦としては
・クイーンエメラルダス号
があるが、初出は昭和50年なので、アニメ版リボンの騎士の方が先行している。
今回の目玉は次のセリフではないだろうか。
王様「国の守りは必要じゃよ。いつ攻められるかもしれないし、やはり優秀な兵器を持っていないとだな…」
サファイヤ「これが有ったって、シルバーランドは強くなりません。だって、よその国もこれより強力な武器を造るにきまってますよ、お父様」
王様「サファイヤ、わしが間違っていた。あんな恐ろしい新兵器を持っても強くはなれぬ。よその国も必ずそれより恐ろしいものを造るじゃろう」
すごい!名作の名高いウルトラセブンの「超兵器R1号」(昭和43年3月31日放送)の4ヶ月前なのに、ほぼ同じことを言っている。
「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ…」
どこかの国は今も核兵器や長距離弾道ミサイルの開発にいそしんでいるのか。
演出の西牧秀雄は虫プロを経てタツノコプロ等の作品の演出を担当し、ドラえもんの映画では監督も務めた。 第36話「帰ってきた大魔女」
昭和42年12月3日放送
脚本は能 加平 演出は高橋良輔
ヘル夫人が初登場。なかよし版ではメフィストを出さずにその代わりのキャラだったが、アニメではメフィストの妻になっている。
ヘル夫人は強く、メフィストは恐妻家のようだ。
今回、亜麻色の髪の乙女の正体がサファイヤだとフランツが気付く。そして、おじのシャネル5世に望まない縁談をすすめられていたこともあり、サファイヤとの結婚を意識する。
この時点でサファイヤは13歳と思われるが、フランツは何歳なのだろう?
今回はヘケートがフランツを知る初回でもある。
フランツをめぐるサファイヤ、ヘケートの三角関係は、少女クラブ版、なかよし版、アニメ版でそれぞれ異なる。
少女クラブ版はフランツの暴言でヘケートが自殺、なかよし版はヘル夫人の死によりその創造物であるヘケートも死亡と悲劇的だが、アニメ版はどうなるのか、記憶が定かでない。
サファイヤとフランツのために献身的にがんばるヘケート。魔法のキレもさえている。
カゲラを退治した時もそうだが、目的がはっきりしている時には立派に魔法が使えるではないか。
劇中、ヘル夫人メフィスト夫妻がシャネル5世に金、一万トンを贈るというセリフがある。金は今、1グラム5,000円ほどだ。
金1g5,000円、金1kg500万円、金1t50億円なので、金1万tは50兆円となり、日本の国家予算100兆円の半分に相当する。
シャネル5世の心が動くのも無理はない。 最初の漫画のメフィストは痩せてて
なかよし版は代わりにサターンが出て、妙に男前、
アニメはメフィストだけどマッチョになってる リボンの騎士 (第04話 「踊れフランツ」とあるが、
実際にはこれは)第10話「サファイアのカーニバル」
https://www.youtube.com/watch?v=Z8U4pja18Ps
これは脚本は辻真先氏であった。御自身が自慢におもって
解説している文章を昔書いておられたのを目にした記憶がある。
手恷。虫の原作のまんまではないオリジナルのエピソードで、
構成が非常に優れている。とても25分間作品とは思えないできで、
もちろん付けられている音楽も最上級のものだ。
作画が少しおかしいところや、絵描きによって顔の造形が少しずつ
違うところが見てとれるが、これは週刊テレビアニメーションの限界だ。 第37話「サファイヤを救え!」
1967年12月10日放送
脚本は能 加平 演出は上梨満雄
前回のつづき。ヘル夫人にさらわれたサファイヤを救うため、ヘケートとフランツが奮闘する。
冒頭のナレーションが、納谷悟朗の名調子ではないが、誰の声だろう?
DVD-BOXの解説書にはエンディングクレジットに表示されていたであろうスタッフリストが掲載されているようですが、私は持っていなくて、第37話の冒頭ナレーションが誰か分かる方、いらっしゃいませんか?
ウィキペディアのリボンの騎士の項には声優が羅列してありますが、この中の中曽根雅夫では?
中曽根雅夫はウルトラマンの声やタイガーマスクの虎の穴の首領の声の人で、この人の声のようにも聞こえますが、違うような気もします。
もしそうだとしたら、リボンの騎士のナレーションはショッカーの首領に続いて虎の穴の首領、仮面ライダーの敵に続いてウルトラマン本人と言いたかったのですが、違ってたらごめんなさい。つづく つづき
今回、ヘケートが健気で献身的でなんていい子なんだろう。特に印象に残ったのは次のシーン。
ヘケート「あなたがあまり悲しんでらっしゃるのでおなぐさめしようとサファイヤの姿に…お許しください、フランツ様」
フランツ「許せだと。こんなことが許せるか。お前は僕をからかったんだな。わらっていたんだな、悪魔。こんなことは悪魔にしかできないことだ」
ヘケート「どうして、どうして悪魔の子なんかに生まれてきたのかしら」
フランツ「さっきはごめん。よく考えてみると君は僕たちを助けようとしてくれたんだね。サファイヤの姿に化けたのも僕のためだったのかい?」
少女クラブ版のフランツと違ってアニメのフランツはいいやつだ。
ちなみに少女クラブ版は
フランツ「魔女めっ わたしをだましたなっ!!」
ヘケート「ち ちがいます ちがいます ゆうべ王子さまにおちかいした私の愛 あれだけはほんと 心のそこからほんと 王子さま!私をおきらいにならないで!」
フランツ「ううむ魔女だったのかっ」
ヘケート「私は悪魔の子ですわ でも王子さまには…ただのむすめでおあいしたかったのですのに…」
フランツ「きえうせろっ そのようなのものはきさまにはできぬっ」
ヘケート「王子さま!あたしをおすてにならないで…」
フランツ「だまれ!魔女っ」
ヘケート、崖から飛び降りて投身自殺
メフィスト「聞かせてやろう わしの娘はきさまのために自殺したぞ」
フランツ「ではあの森であったあま色の髪の乙女にばけた女がおまえの娘?フンそれがどうした!」
メフィスト「娘は心からおまえをしたっていたんだぞっ」
ヘケート好きとしては許しがたい言動である。 手怩ヘハンサムやチャーミングな男キャラクターにはなんだか突き放したような
少し冷たい態度の物語を作る傾向があるようだ。その方が主な読者である
男性には受けするからでもあるだろうが、これ=リボンの騎士は少女漫画である。
ディズニーの白雪姫の王子も、童話の王子(フランツ・チャーミングと呼ばれる、
これは醜男(ぶおとこ)の反対で、ザ美男子とでもいうような意味合いを持つ名称で、
どちらかといえばそれ以外に意味が無い名前。)も、なんだかふわふわとしていて、
まさに生活感も存在感も性格も曖昧だ。そんなのにのこのこと憧れるのは、
アイドルの少年に憧れるような夢見るおばか少女で、いきなり結婚してみたりすれば、
すぐにとんでもない奴だったと思い知ることもあるだろう。旅に出ては、笑顔で女を
釣って拾ってくるコレクターだったりなど。
マンガ版のリボンの騎士のフランツは、愚かな男として描かれていると思う。
あえて曲解したり、思い込みが激しいので、一目惚れもするだろうが、
気が変わりやすいのではないか、サファイアも男を見る目は養いようも
なかったからな。 >>278
原作のデビルマンの不動明は元々人間で、終始、人間、不動明の意識を持ち続けるが、アニメ版デビルマンは人間、不動明は第1話で死んでしまい、デビルマンという名前の悪魔が不動明のふりをしている。そして、人間、牧村美樹に恋をする。
悪魔が人間に恋をする、辻真先によるアニメ版デビルマンは、悪魔の娘ヘケートが人間フランツ(アニメ版ではX連合のガーナ)に恋をするリボンの騎士にそのルーツがあるのではと思いました。 >>280
クラシックバレエの白鳥の湖は見たことないが、あらすじを読むと、リボンの騎士のキャラがそのまま当てはまりそう…
オデット姫→サファイヤ姫
ジークフリート王子→フランツ王子
悪魔ロットバルト→メフィストor ヘル夫人
悪魔の娘オディール→ヘケート
気になるのは、悪魔の娘オディールがジークフリート王子に恋愛感情を抱くかどうか。抱くとすれば、アニメ版デビルマンのルーツは更に白鳥の湖に遡る? 鉄腕アトムのロボットランドの巻には白鳥ロボットのオデット姫が登場する。 >>280
スレッド違いになりかかってるが
デビルマンの作者の永井豪さんは
サファイアが、自分は女と証明するために 結婚したがってる女騎士(名前は失念)
にたいして胸元を開くシーンに興奮したそう。 >>283
そのシーン、最初、講談社の手塚治虫漫画全集のなかよし版で見て強く印象に残りました。
が、復刊ドットコムのなかよしオリジナル版にはなくてびっくりしました。
女剣士の名前はフリーべで、フリーべのシーンは単行本化の際にはカットされていて、講談社の手塚治虫漫画全集で復活したようなので、その時に描き下ろされたのでしょう。
そのせいか、サファイアの顔がなんか違います。 >>284
フリーべはなかよし版だけですね。連載時に出た後、講談社の手塚治虫漫画全集で復活するまでは幻のキャラだったようです。 フリーベとウーロン卿の話はなかよし連載時にはあったのに、
多分小学館のゴールデンコミッスク版にはもう無かった。
少女フレンド別冊でなかよし版のリボンの騎士の雑誌サイズのものが
テレビアニメ放映時ぐらいに出ていたらしいのだけれども、
はたしてそのときにフリーベなどは入って居たのだろうか?
既に切られていたのではないか。なぜなのかはわからない。
もしやそこの部分は代筆だったのだろうか?
文民社「手塚治虫作品集」第四巻1977年発行にもフリーベのあたりは
入っていなかった。虫プロ商事の雑誌サイズの全部で4冊だったか5冊の
リボンの騎士(なかよし版)もフリーベのあたりはなかった。
誰か、それら収録の相同について調査比較研究してくれたまえ。
ところで、リボンの騎士(改題されて双子の騎士)は、
やはり単行本や雑誌サイズで出ていたことが在ったのでは無いかと思うが、
最近のカラー復刻の対象にはなっていただろうか? フリーべゆう名前でしたか お教え頂いてありがたい
ところで何となく あの件の絵は代筆に感じたが
皆さんはどうお思いで? >>289
サファイアがフリーべに自分の胸を見せるシーンは衝撃的で、連載時からの読者は全集で描き下ろされたと思われるこのシーンを見て、さぞやびっくりしたのではないかと…
そのような思い切った改変なので、代筆ではなく、手塚治虫本人が描いたのではと個人的には思います。顔が違うのは、連載時から10年後ぐらいに描いたからではないかと… 第38話「騎士の掟」
昭和42年12月17日放送
脚本は能 加平 演出は内田有紀彦
今回、ジンギスという見習い騎士がサファイヤに勝負を挑むが、劇中、「黒い騎士」と呼ばれる謎のキャラも登場する。
黒騎士というのは、実在もしたようだが、他のアニメ等にも出てくる。
『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の黒騎士ファウスト
『聖戦士ダンバイン』の黒騎士(バーン・バニングス)
『超獣機神ダンクーガ』の黒騎士(アラン・イゴール)
『それいけ!アンパンマン』のバイキン黒騎士(ばいきんまん)
『星獣戦隊ギンガマン』の黒騎士ブルブラック、黒騎士ヒュウガ
さよなら銀河鉄道999 の黒騎士ファウストは鉄郎のお父さんだったということで、スター・ウォーズのダース・ベイダーのパクリと言われることもあるようだ。
リボンの騎士の黒い騎士はジンギスのお母さんだったということだが、ダース・ベイダーより早く、謎の黒い騎士の正体が他のキャラの親だったという元祖か?
謎の鉄仮面が主人公のお父さんだったダンガードAもあるが、謎のキャラが実は親だったというパターンは昔からよくあるようではある。 騎士の掟のジンギスの絵柄が、なんだか永井豪のダイナミックプロの絵柄に似ている
ともう何十年も前から思っていた。
あと、某地方局は長らくFテレビ局の本放送時にフィルムネットで使われいた
フィルムを再放送に使っていたと思われるのだが、このエピソードの中で、
雪崩が起きるところの前のあたりだったと思うが、サファイアの顔が余りにも
下手糞に書かれているシーンが印象的であって、何度もその醜い画を再放送で
確認していた。ところが、その後にDVDをみたらそのような醜悪な絵柄は
消えているのだった。輸出の話が出たときにでも、直しを入れてしまったのかも
しれない。このように、本放送時と現在残って居るフィルムあるいはDVDでは
少しずつ何かが違うのだ。それでもまだまだたくさん間違いなどは残って居るが。 >>292
ジンギスは永井豪のキャラにも似てるかもしれないが、石森章太郎のキャラに似てると思ってた。
永井豪は最初、手塚治虫のアシスタントを希望したが、断られてしまい、それで石森章太郎のアシスタントになったのだとか… 永井豪のそれほど遠くない親戚に、アニメーターだったと思うがアニメ制作の
関係者が居たと思ったが、どうだったかな。
その人がはたして虫プロに居たかどうか、そうしてその後にダイナミックプロ
が立ち上がったときに関与があったかどうか、これは全て憶測に過ぎないが。 第39話「ビーナスのねたみ」
昭和42年12月24日放送
脚本は能 加平 演出は北野英明
本放送はクリスマスイブのゴールデンタイムに放送されたようだが、
サファイヤはビーナスに醜くされてピエロの仮面を付けていたり、およそクリスマスイブには似つかわしくない内容。
3クール目の最後ということで、この回も最終回の可能性があったのか、なかよし版の最終回同様、ビーナスが豚になって終わる。
しかし、なかよし版とアニメ版ではだいぶ違う。
漫画ではナイロンの弓矢でサファイヤが死んでしまったため、生き返らせるためにフランツがビーナスに会いに行くが、
アニメをではお妃様が重い病気になり、治すためにサファイヤがビーナスの元へ向う。
漫画ではビーナスがフランツを好きになってサファイヤとフランツの仲を裂こうとするが、
アニメではサファイヤの美しさをねたんだビーナスがサファイヤを醜くする。
醜くされたサファイヤはピエロの仮面を付け、城を飛び出す。
飛び出した先でトラブルランド国の王子、リチャードを助け、サファイヤはトラブルランドへ。そこで、リチャードの兄、ドンに会うが、どこかで見たような…
第13話「ばらの館」のブラン公爵とローズ公爵とほぼ同じ衣装に見える。
ジャイアンも出てくるがドラえもんは昭和44年からなのでアニメ版リボンの騎士の方が早い。
第31話「チンクと海のお姫様」ではドラえもんのジャイアンそっくりの顔のいじめっ子が亀をいじめていたが、藤子不二雄漫画のジャイアン顔の初出はいつなのだろう。
今回、ビーナスの声は武藤礼子、天馬エロースの声は池田昌子だ。この二人は、
武藤礼子:エリザベス・テイラーの声、
池田昌子:オードリー・ヘップバーンの声で、ハリウッド黄金時代の二大女優の吹き替えを務めた声優が演じていたのは興味深い。
ビーナスの声を誰にするかで、美人女優の声の武藤礼子と池田昌子が候補になり、武藤礼子に決定したが、じゃあ、せっかくだから池田昌子はエロースの声で、とか、そんなやりとりがあったのではないかと妄想する。 テレビアニメの「ビーナスの妬み」の中では、
醜くされたサファイアの顔はついに描かれなかった。
醜い顔を隠すためにかぶっていた仮面の絵柄デザインは、
手恷。虫の赤本時代の作品「メトロポリス」の中で出てくるものに
そっくりだ。
ビーナスののろいが解けて、仮面が外れるところのシーンは、
スリルとサスペンスであるが、外れた直後の顔は美しく描かれている。
もしもここでテレビアニメにありがちなデッサンの狂った絵柄を
経験の低い/あるいは人物顔が下手な人が描いていては台無しになるであろう。
ビーナスの話は美醜にこだわることを戒めるような教育的内容になっている
が、でもサファイアの顔は美貌で描かれるのだ。そこに矛盾がある。 虫プロでは、醜くなったサファイアの顔をどう描くかということで
幾つか顔の候補を練っていて、その中の一つがヒョウタンツギだった
などという話を(本当だろうか?)読んだ記憶がある。 >>297
あー そうか! それは目から鱗ですわ!
ミッチイの仮面か なるほど お教え頂いてありがたい。 テレビアニメ「リボンの騎士」の中に、
ヒョウタンツギが出ているシーンがある。 第40話「恐怖のX帝国」
昭和43年1月7日放送
脚本は熊井宏之 演出は坂口尚三
冨田勲 手塚治虫作品音楽選集のライナーノートによると
「第40話「恐怖のX帝国」以降は、演劇界の重鎮・熊井宏之を脚本監修として迎え、X連合の侵略と対決する大河物語となった」
とのことだ。
年も明けて昭和43年となり、4クール目に入り、心機一転、フィナーレを飾ろうという意気込みが感じられる。
フランツ王子の声が女性の喜多道枝から男性の井上真樹夫に変わり、その後、喜多道枝に戻ることから、代役と思っていた。
が、よく考えてみると、代役なら女性声優を起用すると思うので、これは、監修の熊井宏之か誰かが意図的に変えたのかもと思った。フランツとサファイヤの男女の恋愛を描くのに、フランツの声を男性の声にしたかったとか…
結局、不評だったのか、本当に代役だったのか、喜多道枝に戻るが…
X連合の恐ろしさが特に感じられるのは次のセリフだろう。
「そして、その後で配られる食物は、戦う力や考える気持ちをなくしてしまう薬が混じっていて、人々は何もする気力がなくなり、ただただ、X連合の奴隷になっているのです」
いわゆる陰謀論は当時からあり、仮面ライダーの敵、世界征服を企む悪の秘密結社ショッカーは、実在の秘密結社、フリーメーソンやイルミナティがモデルになっていると思われる。
アニメ版リボンの騎士のX連合もまた、フリーメーソン等の良からぬ噂を元にしているのかもしれない。
「フリーメーソンがつくった国、アメリカは日本の食文化を破壊し、牛乳とパンを学校給食に強制し、日本人の弱体化を図った」という主張を読んだことがあるが、今回のX連合を彷彿とさせる。 >>301
手塚治虫が自ら演出した第22話「たいかん式の巻」で、ヒョウタンツギを投げてそれに気を取られているすきに、お妃様の飲むグラスに薬を入れるというシーンがありました。 女は産休を取ることがあるのだよ。虫プロアトムも確かサザエさんのカツオ役を
長らくやってた声優が代理を一時期してた。 97〜106話は田上和枝(ピュンピュン丸、かないみかの母)が代役やってたけど 第41話「おちゃめなテッピー」
昭和43年1月14日放送
脚本は熊井宏之 演出は瀬山義文
X連合編の2回目。前回に続いて昭和43年当時の演劇界の偉い人?、熊井宏之という人が脚本を書いている。
42話以降は脚本、演出に熊井宏之の名前はないが、監修ということで最終回まで関わっていたのではないかと思われる。
今回、X連合の幹部?がチャコール国王に「X連合につくか、それともゴールド、シルバーと同じ目にあうか、そのどちらを選ぶかはチャコール、あなたの勝手だがね」というセリフがあり、
「アメリカとの取り引きに応じるか、それともリビアと同じ目にあうか」と金正恩に向けて言ったトランプ大統領をおもわせる。(現在はリビア方式は否定しているようだ)。
X連合は、連合ということから、複数の国が手を結んでいるものと思われるが、監修の熊井宏之がイメージしていたのは第二次世界大戦の連合国、すなわち、アメリカ、イギリス、中国、ソ連の四大国を筆頭とする連合ではないか(妄想) 前スレでも出ていたが、フランツがリボンの騎士に向かって「サファイヤ!」と叫んで剣を投げ渡すシーンがある。
フランツはリボンの騎士の正体を知らないのにおかしいだろうということだが、
今回、改めて見てみて、もしかすると第41話に限ってはフランツはリボンの騎士の正体がサファイヤと気付いているという設定なのかもと思った。
と言うのは、フランツはリボンの騎士とテッピーが助けにきた時、まず、リボンの騎士の声だけを聞いている。そして、「あの声は…」と言う。
サファイヤは声を変えているつもりかもしれないが、フランツが聞けばサファイヤの声と気付くのではないか。姿が見えず、声だけを聞いて、サファイヤが助けに来てくれたと思ったらリボンの騎士だった、みたいな…
ラストシーン、フランツの「僕はサファイヤが大好きなんだ」というセリフも、隣にいるリボンの騎士がサファイヤと気付きながらわざと言っている感じもする。
赤面するサファイヤ。「どうしたの?」と問うテッピーに「なんでもないさ。君ががもう少し大きくなったら分かってもらえることだよ」
いいシーンじゃありませんか! >>304
産休だったんですか。知りませんでした。ありがとうございます。 >>305
サザエさん、検索したら、確かには初代カツオ(昭和44年10月から45年1月)は大山のぶ代でした。知りませんでした。 >>306
長くカツオをやっていたのは高橋和枝ですが、アトムの代役は和枝違いの田上和枝のようてすね。かないみかがピュンピュン丸の娘だったとは知りませんでした。 >>312
1 産休
2 バイクで転倒して複雑骨折
3 喉にポリープができた
4 原作者のヘイトスピーチに抗議して 第42話「ねずみ取り大作戦」
昭和43年1月21日放送
脚本は坂本雄作?(丸山正雄となっているものもあり、不明) 演出は西牧秀雄
X連合本部が放った次なる刺客は怪奇ねずみ男ラット。
無数のねずみを自在にあやつり、シルバーランドの穀物倉庫を襲う。
兵糧攻めにされたシルバーランドに隣国ゴールドランドは援助の手を差し伸べ、王子フランツは援助物資を輸送するが、またしてもねずみ男ラットの魔の手が迫っていた。
フランツが危ない!
急げサファイヤ!変身!リボンの騎士!
次週、リボンの騎士、ねずみ取り大作戦にご期待ください。
勝手に予告編をつくってみたが、もはや、リボンの騎士ではない感じもする。
ねずみ男ラットはショッカーの改造人間のようだが、Xの右腕の大幹部で、狼男ゾル大佐のように通常は人間の姿だが、きっとねずみの化物に変身するのだろう。
声がゲゲゲの鬼太郎のねずみ男と同じなのもポイント高い。白黒のアニメ版鬼太郎はほぼ同時期に始まっている。
フランツ王子の声も花形満から産休?の終わったトゲニシアに戻り、リボンの騎士の正体にはまったく気づいていない様子。
なぜか亜麻色の髪の乙女の姿でフランツとデートするサファイヤ。今回、赤ずきんの衣装も来ており、女装に目覚めたか(←女装じゃない!女の子よ!)
ジュラルミンはついにサファイヤとフランツに向かって「国を乗っ取ろうっていう寸法よ」と自らの悪事を言ってのける。これで次回も普通に城の中にいたらありえないが、ありえないことが平気で起こるのが昔のアニメである。 >>314
ヘケートは少女クラブ版、なかよし版、アニメ版で顔が違いますね。個人的にはやはりなかよし版のヘケートの顔が超可愛い… 白石冬美は少女漫画リボンの騎士を読んでいて、サファイアの役をやりたいと思って
声優の仕事についた。そうして、W3のヒロイン(?)ボッコの役を得た。
そうしてついにリボンの騎士ではパイロットフィルムで見事念願を果たした。
しかし本放送版では主役をとることができなかった。そうして、ヘケートの役に
わりあてられたが、怪物くんの主役を得たのでへけーとの役を降りた。
そうしてリボンの騎士の翌年からは巨人の星で明子役を。だったと思う。 >>311
かないみかが山ちゃんの嫁時代には有名な話だったんだよね。
(で山寺離婚した。現嫁はシャイニールミナス) >>184
TBSの「38時間テレビ」内で1999年12月31日に放送された「手塚治虫アカデミー大賞」というスペシャルアニメでも太田淑子さんがサファイアを演じたようでした。
http://tezukaosamu.net/jp/anime/151.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています