ビルフラン物語っていうのがネットに上がってて、ビルフラン子供時代からペリーヌが
マロクールにくる直前までがストーリーになってるけど
生い立ちが結構複雑だった。
外国人女を嫌う様になったのは、優秀で勤勉で人格者な祖父の息子である父が酒とギャンブルが好きで、祖父の治世を削る様なことばっかりした挙句
フランスのそこそこの名家だったパンダボアヌ家は没落して
三兄弟の末っ子の自分が病弱な母親に楽をさせてあげたいと、金を稼ごうと幼くして出稼ぎに出ている間に父親は
外国人の女と駆け落ちして二度と帰ってこなかった。

祖父も織物関係だったので
それを継いだが、最初は質の悪い麻をつかまされたり、安く買い叩かれたりで苦労が絶えなかった。
それでも村の人が彼を相手にしたのは、昔彼の祖父から受けた恩を返そうとしたから。しかしビルフランはそれも煩わしかった
工場を持ったのは前の土地持ちが使わなくなった工場を売りに出してたとき
元工場主に嫌味を言われながらも諦めず
頭金と保証人や経験をなんとか工面して説得して自分に払い下げてもらって経営を始めたらしい。
気難しい性格になったのはいい昔ひどく扱われた経験と家庭環境 人の暖かさに
恵まれない私生活、帰ってこない後継と工場の自分が死んだ後に対しての焦燥、
そして楽して自分の財産を狙い、返しもしないくせに金を借りに来る親戚
が暗躍していたから