フランスへの長い旅路、ペリーヌとマリはトリエステから離れた街道ぞいでマルセル
という少年に出会った。マルセルはミラノで興行している『サーカス団』に居る両親
に会いに、トリエステの叔母の家を家出しのだ。ペリーヌはマルセルと一緒にミラノ
まで一緒に旅することになった。
 ある日の昼下がり、街道の外れの森に馬車を止め、三人が昼御飯をすませた後、
調子にのったマルセルは、ペリーヌにいいとこ見せようと逆立ち歩きして、誤って川
に落ちた。幸い川底は浅かったが、マルセルは全身ずぶ濡れとなった。
マリ「困ったわ... 男の子の服なんて、持ち合わせないし、どうしましょう...」
マルセル「平気だよ! おばさん。 別に着替えなくても。ほら、こうして陽にあたって
いれば・・  ハっ ハクション!! ウウッ、さむ〜 」
「いけません! このままだと風邪をひいてしまうわ! 何が着ないと・・,
そうだわ、ペリーヌ、二年前のあなたの服、まだ衣装箱の中にあったでしょう。
ここに持ってきなさい。」 
ペリーヌ「えっッ! 私の服を!?」
「そうよ! マルセルに着せるのよ。さぁ早く!」
マリに促され、ペリーヌはしぶしぶ自分の服を取りに馬車に向かった。

最初、マルセルはペリーヌの、いや女の子の服を着るなんて、恥ずかくていやだと
思ったが、肌寒いのが我慢できず、マリの言うとおりに着ることにした。
マリ「さあマルセル、濡れた服を脱ぎなさい。」
マルセルは自分の服を全部脱いだ。素っ裸になったマルセルの姿にペリーヌは思わず
笑った。
ペリーヌ「まあ、マルセルったら!かわい、おちんちん!ウフフッ...」
「わッ、笑うなよッ!」
マルセルは、思わず自分の股間を両手で隠した。ペリーヌは恥ずかしがるマルセルの
仕草によけい笑った。
マリ「笑ってないで、ペリーヌ! 早くあなたの服をマルセルに着せるのよ!」
ペリーヌ「ハイハイ、わかったわ、お母さん。さあマルセル、馬車の中でこの服を着るのよ。」
マリ「マルセル、ついでだから、あなたの服と下着を洗濯しとくわ。」
「ああ、ありがとうおばさん。」
マルセルは、ペリーヌの手助けで着なれない少女の服を着はじめた。