>>649 の続き
シミーズ原料・・・一番安い108円のやつでヨロ、と言い切った。後に問題視される。

ペリヌ vs ブルトヌー夫人は、アニメでは晩餐会と寝室の二回だが、原作では、
帰る前の日に寝室に押しかける一回きりで、この時に服装について説教されている。

▼  家なき娘(岩波文庫版より)
ブルトヌー夫人は仕方なく、出発の前日決心してペリーヌの部屋へ逢いに行った・・・
「どなたですか?」 「あけて下さい、私です。」 「ブルトヌーの奥様?」 「そうです。」
ペリーヌは閂を引いた、するとブルトヌー夫人はすばやく部屋の中へしのびこんだ・・・
「兄(*弟?)のことでお話ししたいのです・・・

「きれいな衣装で引き裾のついたのは?」「私は喪中ですから。」「喪中だって引き裾の衣裳を着るのは構いませんよ。
 あなたは兄の食卓にでるのにしては身なりが適当でありません、むしろ大変まずいくらいです、
下手な着こなしで、まるで学者犬みたように。」・・・
・・・下着類だってそうですわ。衣裳と釣り合いが取れているかしら。ちょっと見てみましょう。」
と言いながら夫人は権威ありげに箪笥の抽斗を次々にあけた、そうして馬鹿にしたような様子で、
哀れんで両肩をすぼめては、すぐにそれを締めるのであった。
「こんなことだろうと思っていました、」と夫人は続けた、「情けないこと。あなたには似つかわしくない。」


安物買いの銭失いを、身を以て知ることとなったペリヌであった。
原作ではラシューズ店でペリヌが買ったのは、喪服likeな服装で、
それを夫人に突っ込まれたのだが、アニメではロザリーが、買い物時にツッコミ役を演じている。

>>518 補足
> アニメでも錯綜があるね。やはりビルフラン様とタメ口叩ける女傑の夫人が妹では弱いから、
姉に設定変更されたんじゃないかな//

なお、服装小言の少し前でブルトヌー夫人は、自らを姉と称している。
(続く)