ジェッターマルスは東映動画でマッチョ筋の人が作ったために、
男は強くなければならない、そうして女は優しくて男を優しくなだめる支えるもの
という思い込みが強い、まるっきりイタリアのような精神構造が本作には
含まれている。
 女権運動家の目から見たら、ミリが女性的ロボットであるからということで、
なだめ役、癒やし役に性別役割付けがされているので、児童への洗脳番組である
と金切り声を上げるかもしれないが、それはあまりにも杓子定規であり、
私はそのような紋切りの思考性癖には追従しなくないのである。