初期はTBSの放送局内部で製作してたというのであるから、既に放送済の
放送用フィルムを切り刻んだカットをつなぎ合わせて作ったような
エピソードが多かったのじゃないかなと思ったりもするが、

 片方で、当時はまだテレビ放送用のマイクロウェーブ中継網が十分に
行き渡っていなかったので、同時中継性を必要としないアニメのような
番組の場合には、同じ曜日に放送する系列ネットワーク局それぞれに
複製した16ミリフィルムをそれぞれに送ったりしてた頃だと思う
(その方がコストが安かったのだろう)。曜日を変えて放送している局
の場合なら他局で先に放送で使ったフィルムを使い回しすれば
フィルム代も節約できただろう。
 
 東京ムービーが成立する以前のTBS内でやってた製作は、ドタバタ
劇のようだったらしいから、放送済のフィルムの管理がどうなってた
か。製作本数もクール単位では切りの良い本数ではなかったようだから、
本放送からあまり年数が経っていなかった再放送時に、本数の調整をして
話数を減らして棄てたか処分して消えたエピソードがあるんだろうか。

各話の脚本とかアテレコ台本とかが保存されていれば、どういう
話しだったか分かるのだが。