また、野生のパンダは現在絶滅の危機に瀕しており、四川省では保護施設での人工繁殖などの
保護対策が取られているが、
これを受けて地元の江門小学校では子供たちの人気者であるジャイアントパンダを例に取り環境保全と
動物保護の重要性を講義することが多く、
それゆえに子供たちがパンダに過度の愛着を持っていたことが逆に仇となる結果となった。
「いくら容貌がかわいらしくてもパンダも野生動物であり、安易に保護や愛玩の対象とする現在の
中国教育の問題が浮き彫りとなった。
パンダは体躯も大きく力も強い、非常に危険な動物で、かわいらしいからと気軽に近寄っていい動物ではない」
とは専門家の言葉。
同市ではこのところ家畜や子供、老人が行方不明になる事件が相次いでおり、付近住民はトラの仕業と
考えていたが、
今回の件で人喰いジャイアントパンダの可能性も無視できない事態となった。
それまでパンダ保護を訴えていた地元の女性運動家たちは一転してパンダ抹殺を叫び始めているという。