>>388
サッカーもラグビーも基本的には北部の労働者階級(プロ志向)VS南部ロンドン周辺の中産階級(アマ志向)
という階級上の対立があり、サッカーはプロ選手を包摂したが、ラグビーはそうならず分裂した。

一説には
-- 引用 --
それは、ラグビーの場合、イングランド北部の中産階級と労働者階級(状態C)による一つの組織でのプロ化の進展とともに
南部の中産階級と北部の中産階級または労働者階級との間の階級の格差または分化は、イングランド南部における
状態Bよりも小さくなり始めている。その結果、このような状態は、南部の中産階級を警戒させた。(状態D)
-- 引用 --
https://doi.org/10.15017/521


という考え方。サッカーとクリケットが状態B(階級差が明確)で安定していたのに対して
ラグビーの場合、北部における(ブルジョアと労働者の)階級差の縮小を
南部(ロンドン)のブルジョアが警戒したという説。

状態B,C,Dについては分かり難いので、pdf参照。

或いは

プロ化是非を決めるFA,RFUの(おそらく南部)ブルジョア(中産階級)指導者層の比較において、
サッカーはより上流階級に近かったがラグビーはそうでもなかったという点。

-- 引用 --
サッカーに比べて中位あるいは下位に位置するパブリック・スクール
の出身者であり, 爵位を持つ者もおらず, どちらかと言えば
サッカーの FA 指導者層に比べ地位の低い
中流階級や労働者階級と接近した位置にいて,
彼らを脅威とみなす傾向が強かったからである
-- 引用 --
https://edo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&;item_id=334&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

同じ人の話だけど少し意味合いが違う。