ある種の人間は過大な欲求と自己評価を持つがゆえに、自分を認めない業界を憎むという構図がある。
そういう人には、協調性を要求される一般の仕事は務まらない。
結果として、協調性があまり必要とされず、社会的地位も高く自己承認欲求が満たされるマスコミ、大学などに集まると考えられる。
これらの職業は社会的評価も高いので好都合である。

インターネットが発達した今でこそ、マスコミ、大学教授などの意見を無条件で信じる人は減ったが、
一昔前まではこうした職業に就く人の社会的信用は高かった。ある種の人間はその信用を積極的に悪用してきた。

そういう人種の最大の武器は、良心の呵責がないことである。その性質はサイコパスに通じるものがある。
彼らには欲望はあっても良心はない。
彼ら自身は自分の欲望の達成が最優先項目なので、自分に良心がないという自覚がないことが多い。

そのため、あらゆる行為は、独善的自分の欲望の実現という目的の手段と化す。
ウソをつくことも信用を無くすことも、裏切ることも全く厭わない。
他人を傷つけることに全く躊躇がないのである。