>>509
 これがダボス会議で、グローバル企業が問題視された理由なんだよね。
 結局、何かっていうと、グローバル企業っていうのはそれが扱える経済力に比して、
そのグローバル企業が責任を持つ社員数が圧倒的に少ないんだ。

 つまり本来だったらば、何百億ドルっていう売り上げを持つような企業は、これまでの、
旧来の社会システムだったら、もちろん、何十万人とか、下手したら何百万人っていう国民が、
社員がいるはずなんだけども、グローバル企業っていうのは物凄く少ない。

 えー、両国の100分の1にも満たない人口なので、だから、経済力が凄く大きいし、
力は大きいんだけども、やらなきゃいけないことが凄く少ないと。負担が少ないと。

 だからグローバル企業も、じつは儲けは物凄くあるのに、自分たちが養わなけらばいけない人口が凄く少ない、
社員数が少ないっていうのが問題になっていると。

(中略)

 「事実、我々の援助なしではやって行けない国も10ヶ国を越え、マックスの資本を導入してる国は、すでに30ヶ国」と。
 そろそろイスラム国の援助を受けなければ生きて行けない国っていうのが、段々増えて来てるんですよね。
 で、「マックスの資本を導入してる国も、すでに30ヶ国」っていうのは『ふしぎの海のナディア』で、
ネオ・アトランティスがやってる手法と同じなんですよ。

 マックスっていうのは、もともとこの『青の6号』の中では悪役で、いわゆる船の通商路を破壊して、
その中で貿易を出来なくすることによって、もう今、世界中の国って貿易で食ってるわけだ。

 だから、自分の国がたとえば、ボーキサイトしか取れないとか、極端な話トウモロコシしか取れないとか、
まぁあの南アフリカ共和国みたいにダイアモンドしか取れないっていう国もあるんだよ。

 でも、ダイアモンドが取れるとそれを輸出して、米とかパンとか牛肉とか、
色んな物を輸入して、それでようやっと国が養えてるわけだよね。
 だから、貿易なしではどの国も生きていけないんだ。

 その通商路、貿易ルートを破壊することによってマックスは、同じなんだけど、
ネオ・アトランティスっていうのは世界を支配しようとしていたと。

 今、イスラム国が行っているのも同じで、彼らがやっているのは報道で見るとテロに見えるんだけども、
分散国家の戦略として考えれば、国境を持って、国民をいっぱい持って食わせなければいけない
昔の国対グローバルテロリズムの国家というふうに考えると
かなり勝ち目のない戦いをしているということがわかるんだよね。

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