>>724
(CM中)

 お、CMになった。やっぱり面白いね。
 この間、『関ジャム完全燃SHOW』を見てたら、
 ゴジラの音楽担当のプロデューサーのおばさんが出てたんだ。

 みんな、もう『シン・ゴジラ』の話を聞きたくてしょうがないんだけど、
 でも、そのおばさんは、すごく言葉を濁すんだよね。

 それはなぜかというと、『シン・ゴジラ』っていうのは、
 映画の音楽担当プロデューサーが、まるで仕事させて貰えなかった映画だからなんだよ。

 というのも、これは今、世の中に出ている資料とかにも書いてるんだけど、
 現場では、とにかく庵野の演出は不評だったんだよね。

 撮影の現場では、俳優から出てきた不満、スタッフから出てきた不満を、
 樋口真嗣が全部「まあ、まあ、まあ!」ってやってたんだけども。
 これは、音楽に関しても同じだったんだよね。

 打ち合わせをする場合、監督が「このシーンは『怪獣大戦争』の曲で」とか、
 「ここは『エヴァ』の音楽で」って言うと、たぶん、音楽プロデューサーも
 「じゃあ、私がそこで音楽を差配して」とか言うと思うんだけど。

 庵野監督は、そういう、現場のスタッフの「じゃあ、ここは私の担当で」みたいな頑張りや、
 クリエイティブを一切許さないんだ。

 「あんたらのそんなクリエイティブなんか要りません。ここは『怪獣大戦争』のまんまでいいです」とか、
 「ここは『エヴァ』の音楽を入れます」みたいに。
 こういうことをすると、現場の管理職というか、間に入ってクリエイターとかを使ってる人らの仕事が、
 綺麗になくなっちゃうんだよね。