2017年10月18日07:00
質問:スマホゲームの開発に行き詰まっています
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51541063.html

質問:
 個人でスマホゲームを開発して生活しています。
 だいたい2,3カ月で1本作れる“脱出ゲーム”は、平均10万ダウンロード。
 1ダウンロードあたり4〜6円くらいの広告収入になるので、
 最近はバックナンバーも含めて、月収25万から30万程度を推移しています。

 3年前は、まだ競争が緩かったので、自分の月収も100万に迫る勢いで、
 「就職なんて馬鹿らしい」と思っていたのですが、脱出ゲームの開発は儲かるという噂が立って、
 開発者が怒涛のように押し寄せ、今では毎日のように脱出ゲームがリリースされるという地獄絵図。

 「新しいジャンルを開拓しなければ未来はない」と、先日、デザイン翻訳も発注して、
 渾身の思いで3Dアクションゲームを作るも、わずか500ダウンロード。

 脱出ゲーム以外作っても売れない。そもそも、新ジャンルに挑戦すると生活のリスクがある。
 だけど、このまま脱出ゲームを作り続けても、ジリ貧なのが目に見えている。

 そこで質問なのですが、こういった人気ジャンルの停滞期みたいな状況を
 打ち破るためには何が必要なのでしょうか?
 また、こういった状況で、クリエイターはどのように立ち上がるべきでしょうか?
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 これに関しては、新たなジャンルを開拓しようとすること自体に無理があるよね。

 だって、この人も、もともとは「脱出ゲームというジャンルを、
 自分の力で新ジャンルとして打ち立てた」わけじゃなく、
 「脱出ゲームが流行ってて、手軽に作れるから作った」わけでしょ?

 そこが段々とレッドオーシャン状態になってきたからといって、
 「じゃあ、新しい3Dアクションを作る」というのは、以前に成功したことをやってないんだ。
 自分の頭の中で考える分には正しい解答っぽく見えるんだけど、
 実は自分のかつての成功例というのを全く踏襲してないんだよ。

 以前のこの人には、あくまで「今、流行っているものを低コストで作る」
 っていうところに成功のポイントがあったんだよね。個人でやってるんだから。
・・・
 なので、やることは2つ。
 まず、今、相変わらず2,3カ月に1本作っている脱出ゲームは、それでいいと思うんだよ。
 だけど、これまでと同じ脱出ゲームを作るにしても、
 ほんのちょっと小手先を変えただけのものを作るようにする。