>>281-286の国公立大合格実績の掲載校数を表にした

年度と都県;50傑内の校数、( )内は40人以上合格の校数

2018 東京18(29)、埼玉13(16)、神奈川10(20)、千葉09(14)
2017 東京15(29)、埼玉14(15)、神奈川11(18)、千葉10(12)
2016 東京15(23)、埼玉12(16)、神奈川12(19)、千葉11(17)
2015 東京15(21)、埼玉13(15)、神奈川13(17)、千葉10(15)
2014 東京16(18)、埼玉13(16)、神奈川11(15)、千葉10(15)
2013 東京14(20)、埼玉13(16)、神奈川12(14)、千葉11(11)

都立高校の上位進学実績が急伸していることが分かる。一貫校の卒業を出した学校が増えたことも拍車をかけている。

神奈川県公立の上位実績が落ち込んでいるが、
神奈川県公立は学区制時代18の学区に分かれており(学区制末期の学区外枠8%)、高校内の学力幅が大きかったが、
学区廃止後、次第にその校内上位層が横浜翠嵐と湘南の二校に集約され、この二校は実績上昇、
残る旧学区トップ校の多くで入学上位層が減り国公立大学の現役合格者を出すことが次第に難しくなってきた。
但し神奈川県でも高校入試は公立高校志向で、入口の全体レベルは上がっており、
また国公立大志望者は増えているので実績が上がった学校は幾つもある。

全国的な国公立大志向と有名私大離れ(私大のローカル化)が続くが、首都圏でも上位層は国公立大志向が強く、
首都圏1都3県にある国立大学は近年は文系の難化が著しい。以前の学力層では国立大学の合格は難しくなっている。
関東甲信越や東北地方全体で国立大学は総難化しており、この影響で茨城県や栃木県、群馬県では、難関国立大や国公立大の合格者数を減らしている学校が多い。