最後に、久しぶりに天理時報を読んでみての感想である。
相変わらず反社会的な記事であった。
P3の「視点」では、「『医者の手余り』の定義とは」として、
無知に基づく一方的な解釈で現代医学を肯定しないような論調であった
(基本的には著者が何を言いたいのかは皆目分からないが)。
筆者は「医療技術の進歩は目覚ましく、
がんの早期発見の確率は格段に高くなっているのだが、
がんによる死亡者数は一向に減る気配がなく」と書いたり、
高血圧の基準が突然変わったのは、患者を増やし降圧剤を売るためであるという。
ちなみに日本でがん患者が減らないのは、
高齢化と長寿化が大きな要因であることは医学の自明である。
また高血圧の診断基準の変化は高血圧の予後が脳卒中や心血管疾患と関連するという
研究が増えているからである。
日本高血圧学会の見解を載せておく。
http://www.jpnsh.jp/files/cms/351_1.pdf