むしろもともと持っている資質によるところが大きいと思うよ。
当事者なら皆感じていることだろうけど、公立ルートから旧帝大や医学部に入ってくる子らは、
概して普通の基準からすれば力のある存在の子が多い。
性格は外向的なのが多く、スポーツは人並み以上に出来、ほかにも何か特技の一つは持っている・・・
逆のタイプもいて、内向的で物静かな学者肌タイプ。
このどちらかがほとんど。

私立一貫から入ってくるのに多い、ガリ勉系やキモオタ系はもともと少ない。

原因をぶっちゃけ言ってしまうと、公立中学の存在なんだよね。
文武両道タイプはここでも人望を集め、自尊心を満たせて、何事にもより積極的になれる。
ガリ勉系やキモオタ系は勉強ができることがかえってマイナスに扱われ、高確率でイジメや疎外の対象になる。
学者肌系はもともと目立つことを嫌い、いい意味で自分を受け入れているので、イジメには遭わない。
ガリ勉系、キモオタ系は公立中学で人間関係に挫折し、肝心の勉学にさえ意欲が萎えてしまう。

私立一貫校は彼らがそれなりに自分らしく生きていける環境がある。
勉強ができれば他がダメでもそれなりに輝いた存在と扱われる、となると勉学意欲も増すだろう。

結局、それだけの違いなんだよ。