20年くらい前にめちゃくちゃ怖い事があった
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まだ今ほどはタバコ吸うやつが肩身狭くない時代だったから起きた事件だと思うんだが とにかくそんときさ
親のコネで中古車少し安く買ったんだわ。19とかそんなんだった。新卒から2年近く車買う金を貯めててさ、やっと自分の車自分で買った感じでな
それまでは用事あれば親の車貸してもらったり仕事にはチャリで通ったりしてた
まあここまでは俺は悪くないと思うんだが まあ安く買ったとはいえさ
展示額そのままで買って、サービスで新品の冬タイヤ4本無料で付けてもらった感じな 中古車とはいえさ、俺にとってはかなり重要なイベントだったし
試乗したときにこれはいいと思って気に入って一括で買った思い出の品だったわけよ んで金を先に払ったんだわそんとき一括で
んでとうとうマイカーの納車となったわけな
19の俺にしてみればワクワクして眠れない夜をすごすほど楽しみだったわけよ
んで取りに行くって担当の人に伝えたんだけどさ、その担当の人は「こちらからご自宅に持ってくんで」って言ってくれてさ
まあその人はすごく丁寧で誠実な対応だったしさ、間抜けそうな顔の俺にこれからマイカー持つにあたってエンジンオイル交換のこととか冷却水のこととかタイヤの空気感の問題とかタイヤ交換の件とかいろいろ聞いてもないのに教えてくれた
そういうの自分でしなきゃならんよと
多分その人は悪くない んでんで
とうとう納車の日が来たわけよ
俺が仕事休みの日の午後に自宅に届けてもらうことになった もうその前の日はワクワクして眠れないくらい興奮してたわけよ
中古車とはいえな19にして爪に火を灯すような思いで金を貯めて買った思い出の品だったからな んでインターホーン鳴ってさ
俺はもう正座して待ってて「来たか!」とか叫んでさ
もう興奮しながらその先8年くらい付き合うことになる車と対面となったのさ てか事件を話す前に
その展示スペースある場所とか歩いていける場所だったわけよ。車なら多分五分かからない場所
まずはそれを頭においておいてな んで玄関のドア開けたらさ
いつものスーツ姿の担当の人じゃなくてさ、小汚い機械油で汚れたタバコ臭いツナギのおっさんが現れたんだわ そんでそいつコンビで来てなくてさ。納車したら歩いて帰るみたいだった
まあ歩いていける距離だったからさ んでさ
ワクワクして車のドア開けたらさ
もうあり得ないほどタバコ臭くなってた 俺けっこうムカついてさ
「もしかして車内でタバコ吸いました?」
ってわりとその機械油のツナギのおっさんに聞いたんだわ。そしたら謝りもしないでさ
「あーもしかして〇〇くんタバコ吸わない?珍しいねえ」
とか言われてさ。テメーが俺の車でタバコ吸ったことを怒っている、というのが伝わってなかった
世間話で「おや、タバコ吸うほうですか?」みたく話しかけられたような対応取られた んで頭きてそいつの前で灰皿引いたらさ
タバコの吸い殻が五本くらい入ってた
五分もかからない距離でなんで五分も吸ったんだよ?と思いつつさ
「これ、置いてくんですか?」
って嫌味言ったわけさ。19のビビリのガキにしたらかなり精一杯の虚勢だった そしたらおっさんさ
「じゃあよろしく!」ポン!
って言って去っていったのさ んでメーターみたら600キロくらい増えてるしさ
600キロも遠回りしてきたのか?と思ったりしてさ つーかそんなんなら自分で歩いて取りに行ったわって話な まあ想像だが
納品の依頼受けてからなんか私用に使ったんだろね
時間まで暇つぶししてどっかでサボったらメーター600とか動かんしな 中古車で思い出した
2005年ぐらいにバイト先に向かう途中に中古車販売のお店があってさ
ある車の助手席にいつも座ってる痩せ型のオッサンがいたんだよ
バイトは夜勤だったから22時に前を通ると座っていて朝7時に帰ってくる時もそのオッサンは助手席に座ってた
途中で売れたみたいで車は無くなったけど
あれってやばい車なんじゃないかなあと今でも思ってる
たぶんあのオッサン、生きてないよね? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています