死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?375
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貴方が聞いた・体験した怖い話や2ちゃん・5ちゃんの色々なスレから拾ってきた死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみませんか?
ジャンルや事実の有無は問いません。
創作も歓迎(創作と宣言すると興ざめてしまう方もいますのでご注意を。)
余り怖くない話と思うなら他スレへお願いします。
【重要ルール】
・長文を投稿する時はメモ帳等にまとめてから一気に投稿しましょう。
・コピペは転載元を提示(外部サイトからは許可を取る事。)
・投稿は他の人が書き終えるまで待ってね。
・煽りや荒らしは無視が基本姿勢(反応する過剰な自治も荒らしです。)
・感想はOK。点数形式での採点はNG(叩きや煽りと感想は違いますので、日頃気を付ける程度に言葉には気を遣いましょう。)
・スレ立ては>>980の人。
・>>980以降でスレ立てに挑戦する人は必ず事前に宣言をしましょう(重複防止)
・音沙汰無い場合は誰か心の優しい方が建てて下さい。
・当板はスレ立て後10レスまで進まないと即死します。
保守が難しい場合は無理してスレ立てせずに可能な方にお願いして下さい。
・>>980以降は次スレが立つまでは減速奨励。
・スレ民の総意を得ずにワッチョイ付きのスレ建て厳禁。
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※前スレ
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?374
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1676577211/ 10年くらい前の夏の日の話。
当時、タロウという名の柴犬を実家で飼っていた。いつもは夕食後に散歩をさせていたのだが、その日、私は居眠りをしてしまい、真夜中に行くことになった。
その日は風が強く、空がゴロゴロと鳴り、今にも雨が降りだしそうだった。歩いて10分ほどの公園に着く。真っ暗でひと気のない公園は不気味だ。街灯のぼんやりとした明かりがひどく頼りなく思えた。そんな中、タロウはいつものように、しきりに地面の匂いを嗅いでは、のらりくらり歩いて行く。 公園の中ごろには時計がある。文字盤を懐中電灯で照らすと0時を回っていた。さらに進む。暗闇の中にうっすらとフェンスが見えてくる。いつもはここで折り返して帰るのだが…タロウは座り込んでしまった。
タロウはフェンスの方をじっと見ていた。猫でもいるのかと懐中電灯を向けるが何もいない。フェンスの向こうには木々に囲まれた古い神社がある。どうやらそれを見ているらしかった。
散歩中、タロウが座り込む、というのは別によくあることだ。だが、すぐに私は今回のそれが普通ではないことに気づいた。タロウが震えているのだ。 私は嫌な気がして、来た道を戻ろうとリードを引っ張った。だがタロウは震えたまま動かない。「ほら!帰るよ!」もう一度リードを引くがやはり動かない。
ふと、私は妙な音に気づく。風が吹くたびに鳴るザワザワと木の葉がこすれる音とは別に、ジャッ…ジャッ…と、ゆっくりだが規則的な音。私は直感した。――足音だ。 神社に誰かいる。今度は足音の鳴る方を照らす。だが誰も見当たらない。足音が近づいてくる。いよいよ怖くなった私は「おい!帰るぞ!」とリードを引く手を強めるが、タロウは動けないでいる。足音はなおも近づいてくる。もうフェンスの側まで来ている!……というところで足音はピタッと止まった。
――刹那、頭上で稲妻が走り、フラッシュを焚いたような青白い光が一瞬あたりを照らした。
私は見た。両手でフェンスをつかんでこちらを睨みつけているギョロ目の男を。
直後、鳴り響いた雷鳴に驚いたタロウは来た道を走り出した。そのまま私とタロウは家まで走っていた。結局あの男が何だったのかは今でもわからない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています