まんまと事故物件に住まわされた
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友達に騙されて事故物件に住むことになった
愚痴っぽくなるが暇なら読んでほしい
とりあえず書いていく めちゃくちゃゆっくり書いてく
三年前の話でやっと片付いた
とりあえずスペック
私
24才
女
彼氏この頃はあり
佳子(友達、カコ)
24才
女
他にもいるけど 三年も経ってやっと解決したことに今は一番驚いてる
身バレ承知で書こうと思うよ
はじまりは短大卒業して就職決めた辺りからだと思う いわゆる名も無い短大をなんの目的意識もないまま卒業した私は、学校から推されてた集団面接に行った
そこでたくさんの会社のなかから、あんまり人気の無さそうな会社にしぼって面接をした 空気はピリピリしつつもざわついていて、そこかしこで「志望動機は~」とか「○○を専攻している○○です」とか聞こえてきて、みんな頑張って就職したいんだなーとか呑気に考えてた 正直、私はまだ真剣に就職を考えてなかった気がする
そこそこ時給のいいバイトをやってたし、両親も呑気で「決まらなかったら兄ちゃんの会社で働いたらいい」とか言ってたし
兄ちゃんはオーガニック農家とかいうので稼いでていつも人が足りないとか両親にいっていたから そんな覇気のない私がウロウロしてるのが目についたんだろうな
なんかキビキビしてる感じの女性が話しかけてきた
これが、佳子との出会いだった 黒いスーツでビシッと決めてて、髪型もひっつめでいかにも仕事出来そうな女って感じだった
顔立ちは美人じゃないけどキリッとしてメイクも派手すぎない
「どうかしましたか?志望する会社が見当たらないですか?」
とかって話しかけてきた 最初はこの集団面接を企画している側の人間かと思ってたんだけど、どうやら募集かけてる会社側の人間で
スカウト?っぽく手持ち無沙汰の人に声をかけてる人みたいだった 「あの…すみません、圧倒されちゃって」
みたいなことをもごもご呟いたら、彼女は笑って
「ウンウン、だよね~人も凄いしね」
って隣のパイプ椅子に座ってきた そこからはもう女の独壇場
聞き上手っていうか、私の大学での立ち位置から家族のことまであらかた話してしまった
私もプライベートに関してゆる過ぎかもしれないけど、佳子は本当に聞くのがうまかった あまりコミュニケーションが上手くない私でも普通に話せた
最終的には笑ったりもできた
で、驚いたのが彼女はなんと同い年だった
同い年でこんなにも立派な「社会人」なんて、とちょっと憧れてしまう しばらく仲良く話したあと、佳子は
「ねえ、せっかく仲良くなったんだし、ライン交換しない?」
と言ってきた
私は断るのがそもそも苦手で、しかも彼女とは気も合うからすぐさまオッケーしてしまった 「実は上司に言われて適当に可愛い子を連れてこいっていわれたんだけど…うちはあんまりホワイトじゃないから」
というと内緒のポーズをして
「他のとこ面接したほうがいいよ!
なんか社の人がこっち見てるからもう行くわ…無駄に時間使わせちゃってごめんね」
と人混みに消えてしまった 可愛い子、という部分に該当してない気はしたけど何となくいい気分になって
結局適当に何社か受けて手応えもないまま帰ってきた
親には形ばかりやる気を見せなさいよと言われたけど学生気分が抜けないまま返事をしてた 夕飯を食べてるとき、ラインが鳴った
見てみると佳子から
お疲れ様、私はやっと仕事が終わったよ
今日は色々話してくれてありがとう
楽しかったよ
と来ていた 早速の連絡が嬉しくて
わたしも
と返した
もしも過去に戻れるなら出会う前に戻って集団面接そのものを避けていたと今なら確信してるけどね そこからは、しばらく普通に友達としてやり取りしてたと思う
向こうは仕事、こっちはバイト生活だったけどあまり違いは感じなかった
ブラック会社、と言う通り拘束時間は私よりは長かったけど 今度、ごはん行こうよ
直に愚痴りたい!
って来たのはラインでのやり取りが二ヶ月くらい過ぎた時
私から社会人を誘うのは遠慮があったから向こうから言ってくれて内心凄く嬉しかった バイト先に彼氏はいたんだけど、この頃は特に仲良くもなくて、正直佳子とラインしたり電したりするほうが楽しかった
私たちはすぐ住まいの中間にある喫茶店で集団面接以来に会うことになった 一気に書いたからちょっと時間あけます
読んでくれてる人がいたら嬉しいよ
今はまだオカルト関係ないけどこの先出てくるから申し訳ない 公衆便所で便器に張り付いてた誰かの陰毛をワイの小便で撃ち落とそうと色々角度を変えてたら
入り口側に珍子向けた瞬間掃除のおばちゃんが入ってきた。 戻りました
ある喫茶店を指名されてGoogle使ってたどり着く
入った途端に端に座ってた佳子がサッと椅子から立ち手を振ってきた
「私ちゃんこっちー!」
はしゃいで手をふる様子はやっぱり同い年なんだな、と妙に実感してた 応援してくれてるひとありがとう!
長いけど頑張るね
私も手を振りながら、ちょっと照れつつ向かいの席に座った
座るとすぐ
「久し振りだね~!ラインではずっとやり取りしてたけど!
元気そうだね」
ニコニコして快活に話す彼女を見てほっとした
コミュ症気味な私にこの明るさは嬉しい 「佳子さんこそ元気そうだね」
アイスティーとセットのケーキを頼んだあと私達は他愛無い話を始めた
やっぱり会社の愚痴が多かった…けどいやな感じ、なんかネチネチした感じではなくてさっぱりした自虐で、一緒になって笑った
私の失敗談も同じように笑って聞いてくれる そのうち、話は私の将来の話になった
「私ちゃんは将来なんかビジョンとかあるの?」
「え、うーん…」と私
「あ、ごめんね
なんか就活の…ほらあの時あんまり熱心じゃなく見えてさ」
見抜かれてるよなあ、と思い正直たいした目処もないことを告白してた 話を聞いた佳子はそっか~と頷いてくれたあと、ちょっと首を傾げた
「あのね…警戒して聞いてほしくないんだけど…ちょっと良い話があるんだけど
私ちゃんが良ければ耳を貸して欲しいんだ」
神妙な顔でいう彼女に対して急に冷めていく自分がいた このときの私の気持ちは
佳子さんもマルチだったか…
というものだった
昔に久し振りに会った友達がいきなり化粧品のマルチ商法を進めてきた経験があったから 私の曇った表情をみて、佳子は慌てて手で仰ぐようにした
「違う!絶対違うこと考えてるでしょ
最後まで聞いて判断してくれていいから」
それから佳子は話しだした
そしてその話に私は聞き入ってしまったのだ 佳子の話はこうだった
実は佳子には地主のお爺さんがいて、かなり年をとっていて引退してる
不動産をたくさん持っているが、空いたままの家がかなりある
空いたままにしていると家が傷んでくる…が、頼むひとを探せない
だから信用している孫、佳子に信頼できる人を探してほしい
という話だ 「探すっていっても周りはみんな就職してたり家庭があって頼むのも気が引けて…出来たら一人暮らしで気ままに引っ越せる人がいいの
勿論謝礼はあるわよ、条件としては三年は住んで欲しいの」
私は聞きながら、変わった話だなあと興味を持っていた
「…で、私なら条件に合う、と?」
佳子はうん、と熱心すぎる目で訴えてきた 「はっきり聞いていい?」
なんでも聞いて、と佳子
「謝礼っていくら?三年住んだら貰えるの?」
正直、この瞬間の佳子の顔に「かかった!」というひらめきがあったのじゃないかと今でも思う
食い気味に
「謝礼は200万、勿論光熱費意外は払う必要ないしバイトも好きなだけして
ただ条件は三年以上住むってだけ」 だらだら実家で文句言われながら過ごすのも飽きてきてたから、200万ときいてすぐさま「美味しいな」と感じた私は本当に浅はかだった
乗り気な私に佳子は気を良くして、じゃあこのあと家を見に行こうと提案してきた 考えたら、そんな好条件でなぜ人が見つからないのかに気が回らなかった
佳子の立て板に水の喋りにボーッとしてたんだ
まあ、普段からボーッとしてるツケかもだけど
私は佳子に背中を押されるように喫茶店を出て、その家とやらを見にいくことになった ありがとうございます!
ちょっとだけ中断して風呂いきます! もういい加減学習して欲しいんだけどダラダラ自分語り要らないんだわ
小説でも書いてるつもりか知らんけど、オカルト展開になるまでは特にもっと簡潔にしてくんないかな
最近のスレ乱立の奴らみんなそうよな、ちまちまレス小分けでちんたら書いてくの
同一人物だってわかり易すぎて創作丸出しでつまんないのでもうちょい要工夫! まぁまぁ最後まで見守ろうよ
電車男みたいに社会現象化するかもよww 神戸市北区の一軒家いらないか? の話を連想した
でもアレより条件良いなw 3年でいいし、金まで貰えるなんて 戻りました、続けます
佳子の乗ってた車はわからないけどなんか高そうな奴で、ブラックって言うけどお給料は良さそうだなとか考えてた
喫茶店を出てから50分くらいで着いたその家は、拍子抜けするくらいごく普通の一戸建てだった 壁に穴が開いてるとか、屋根の瓦がおちてるとか
庭が荒れ果ててるとかもなく、本当にその辺の家族が顔を出しそうな感じ
屋根は青くて、壁はベージュ、庭に物干し台があるのが見えた 「わりと手入れはしてるんだけど、やっぱり人が居ないから古びた感じはあるよね」
言いながらカバンから鍵を取り出す
いつも持ってるんだ、と思った
玄関は石造りで小さくも大きくもなく、靴入れもあった 差し込んでる光を見て、さすがにほこりっぽいなぁと周りを見てると
佳子が靴入れを明けて小綺麗なスリッパを貸してくれた
「なんかちょっと…私ちゃん乗り気だったりする?だったらめちゃくちゃ助かるんだけどなあ」
チラチラ期待を込めた目で見られるとプレッシャーを感じてしまって
あわあわ言い訳した気がする 一階には和室と洋間、キッチンがあってどこも片付いてて綺麗だった
新品じゃないけど、汚くない感じ
外観を見たときより中の方が
ああ、人が居なかったんだなあ
ってわかる 二階を案内されたとき、狭くて一段一段が高い階段を登ったんだけど
今思うと変な気がしたんだ
なんか狭いのに壁にやたら風景画が飾ってある
服に引っ掛けそうで気をつけて登った 佳子はやたらテンションが高くて
「もしも住んでくれたらこの部屋でねるといいよ」とか
「トイレは最新式に変えたばっかだよ」
とか、もう決まったノリで話してくる
その圧がちょっと行き過ぎな気はしてた
よっぽど爺さんに言われてるんだろうなと思ってた 一通りみた結果、ここにタダで住めてしかも謝礼つきなら願ってもないなっと納得してた
もう決めちゃおうかな、と
佳子は「この家に来てからバイト通えるとこ探すのもいいよ
バス停近いから駅まですぐだし」
ニコニコで立地の良さをアピールしてくる 別に会社づとめでもないし、一人暮らしに憧れもある
でも流石に両親に無断で決めるのもなんだから、と言うと
「そっか、私ちゃん偉いねえ
じゃ、私がご両親を説得するよ」
と言い出してさっさと車に乗ると私の家を聞いてきた 展開の速さにあたふたして「考えてみる」って言えばよかった、とか心配になったけど
もうなるようになれ、の気持ちで母親に電話して今から友達つれていく、と言っちゃった
やっぱりなんだかんだ美味しい話だと自分でもかなり乗り気だった そこからは佳子が主に母親に説明して、最終的には母が佳子に「お世話になります~」と言うことになった
うちの就職もしない厄介者が、棚ぼたで良い話を貰ってきた、と言わんばかりに嬉しそうだった
楽天的な母親は疑うことをあまりしない
私も似たんだな… OLスーツを纏った茶髪ポニテ(後れ毛有)パッチリメイクの佳子と廃屋で二人きり
ワイは玄関に近づくと出口を遮るようにおもむろに鍵を掛けた
「もう少し奥の方も見てみたいな」 佳子と会ってからたった一日で、住む場所を提供されて鍵までもらった
「住むのは三日以内でお願いね
引っ越しするとき業者頼まなくていいから…祖父のツテでタダでやってあげる」
心から肩の荷が下りたみたいに笑って
「約束さえ守ってくれたら何してもいいから…近日中に契約書持ってくる」 普通に考えたらこんな展開はおかしいって今ならわかる
でも彼氏に話しても「うらやま~」としか言われなかったし
友達もみんな羨ましがってた
なかには「信用できるの?変じゃない?」と言ってくれる人もいたけど
そっか~めっちゃ羨ましい話なんだ…逃す手は無いよな…
という波に簡単に呑まれちゃってた 後日持ってこられた契約書には
謝礼として三年住んだ確認が取れたら200万払う、とか
一週間以上家を空けない、
掛かっている絵画や写真は想い入れがあるから決して外さない
庭師が3ヶ月に一度入る
など
細かい条件が書かれてた
ざっと目を通したけど守れそうなものばかりだった 結構一気に書いてしまった、ゆっくりかくつもりが…
読んでくれてる方ありがとう
遅いけどやっと終わったんだし頑張って最後まで書くね
優しくない人も見てくれたんだからありがとう
文が下手でごめんなさい
また明日書きます 神戸の方の物件やろ
昔スレ立ってたやん
ただで家あげるからって
しかし条件あり一週間?家をあけてはならないとか
夜中に山の方から変なのがおりてくるとか 職歴にさらに空白の3年間とか無理だろ
しかも3年間で200万って月額…w
しかも光熱費は払わされる
どこが好条件なんだかw 面白くなってきたじゃ~ん 気になる所で終わるじゃ~ん! 引っ越しの日、佳子が言っていた通りワゴンに乗った男性が手伝いに来てくれた
前もって荷物はあまり無いと伝えていたから運ぶのは楽だった、服ばっかだし
男は中年で、親切だったけど必要以上にジロジロ見られてる感じで気まずかった 一人暮らし出来て、しかも家賃もなく家具はそろってる
ラッキーだなーと噛み締めながらまとめた荷物を二人で運び込んだ
「じゃあ…これで」
男は玄関口に荷物を置いたあと、そそくさと車に乗って消えていった
最初に渡された名刺を何気なく見返すと○○不動産と電話番号、男の氏名が記されていて佳子の爺さんの会社で働いているんだな、大変だなあ、こんなことまで使われて…と気楽なバイト暮らしに感謝した 「さてやるかあ~」
誰もいない空虚な家で、元気を出すために気合いをいれた
佳子は二階を寝室にしたらと言っていたが、私はそれは全然考えてなかった
私はここを平屋扱いにしようと決めていた
どうせ三年経ったら引っ越さなきゃいけないんだし、二階を汚すのはもったいない
荷物も大してないし、和室と洋間があれば充分すぎる あらかた片付けが終わったあと、友達から助言された内容を思い出した
最後まで変な話だと疑っていた子が
「もしかしたらちょっとの汚れでめっちゃいちゃもんつけてくるかもよ?200万もなかったことにしてさ…だから、引っ越したらまずは写真撮りな!各所丁寧にね」
正直、面倒だな~とは思ったけど損はないし風呂場にあるブレーカーをあげたあと色んな場所を撮ることにした 風呂場をはじまりとして、丁寧にスマホ撮影
最初は細かく収めてたけど和室、洋間と続いて動画でいいじゃんと気づいて切り替えた
キッチン、狭ぜました2階への階段、二階の洋間二部屋を撮り終了した
やっぱり家賃なしで住むのは勿体ないくらい立派 しんとしたなかで一人パシャパシャしたり動画を撮ってると少し寂しい
と、佳子からラインがきた
「今日引っ越しだよね、おめでとう~!
なんか家の設備で不都合があったら遠慮なくいってね」
とあった
ありがとう、と返し一息ついた 拠点にしよう、と思っている洋間にはちょうどテレビもある
年式は古いけど大きい液晶
ワイドショーをつけて、ヤカンを洗いお湯を入れる
これも使っていいって言われてたやつ
食器も棚にたくさんあって自由に使えた
気持ち悪いって感じる人もいるだろうけど、長年飲食店で働いてると店の食器も似たようなもんだし、と全然気にならない お湯を沸かして紅茶のティーパックをマグに添えてると、ワイドショーの声がチラチラ聞こえる
内容が
長年の姑の嫌がらせに耐えきれなくなった嫁が寝室で自殺した
と聞こえた
え?
ずいぶん個人的な内容をやってるな…と疑問に思った それとなく耳をすませると
嫁が死んだあと姑も死んだ、嫁は嬉しかった
と続いた
淡々と司会者が読み上げた内容に今度こそびっくりして
小走りで洋間に行くと、お得なスーパー7選!というコーナーをやってた
私はしばらくびっくりしてお得なスーパーをぼんやり見てるしか出来なかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています