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勇者にひとりかくれんぼ実況してもらうスレ Part2

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1000◆lFL2DC0aJ.
垢版 |
2021/08/02(月) 00:33:51.08ID:U457xp8I0
私はハッとしてエレベーターを降り急いで残りの仕事を片付けた。その時ふっと、ゴミ箱に目がいったゴミ箱の側面には【4F】っと書かれていた。
「誰だよ。四階のごみ箱持ってきたの」最初はそう思った。でも、すぐにあり得ないって気づいた。
だってね。そこのホテルゴミを回収するときは袋だけで、ゴミ箱を移動することなんてないから……

で、おかしいなと思いながらホワイトボードに目をやった。ホワイトボードには、各階の部屋番号が印刷されてて書き換えは絶対にできないんだ。
そして、そこには四階の部屋番号が書かれていた。いよいよ訳わかんなくなって硬直してたら、男の先輩が「よし、じゃあ。次は7階へ行くか」そう言ったんだ。
私はエレベーターを降りる時、間違いなく【7階】って表示されてたのにね。

それから、仕事が終わり寮に帰ったんだけど。10時に部屋について着替えをしていたら、急にコーラが飲みたくなってね。
だから、一階のエントランスに置かれた自販機に買いに行ったんだ。寮の廊下は明るくて、夜だけど怖くはなかった。
ただ、古い寮で見た目が若干【仄暗い水の底から】に出てきたマンションに似てたけど(笑)

で、四階の自分の部屋から一階のエントランスに行くためにエレベーターホールへ向かった。エレベーターに乗り込んで一階へ行くと、私はすぐに自販機の前に行きコーラを買った。
取り出すためにしゃがんだ時、視界の端に白いワンピースのような服を着た女性が見えて、一瞬ドキッとしたけど別におかしな事ではないし他の住人だろうって思った。
彼女はエレベーターホールの方へと向かって行った。私も、コーラを手に持ちすぐにエレベーターホールへ行ったけど。
誰もいなかった。「あれ?見間違いかな…」そう思い私はエレベーターに乗り四階へ戻った。
でも、なんか気になった私はエレベーターホールの反対にある階段を見に行った。下へと続く階段、姿は見えなかったけど下階の人の話す声に混じってピンヒールの音が聞こえた。
その瞬間、またゾワッとしたものを感じて私はすぐさま部屋に戻り鍵をかけると。今は亡き祖父の形見【身代わり鈴】を抱きしめて寝た。
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