ブレイキング・バッドという海外ドラマの登場人物、犯罪者Aの話
主人公は元々は真面目で善良な男だったけど諸事情から犯罪に手を染めるようなった
そしたら同業の犯罪者Aが勘違いで襲いかかって来る
主人公は咄嗟に決死の反撃に出てAをノックアウトすることに成功
死んだかに見えたけど、ところがどっこいAは辛うじて生きていた
主人公とその相棒は、ひとまずAを地下室の柱に繋ぎ止めて監禁し、その処遇をどうするか話し合う
相棒は、このままAを野放しにしておいたら絶対に報復で殺される、Aを殺すしか我々が生き延びる道は無い、と主張
でも主人公も相棒も殺害なんてしたくない。主人公は先日まで真面目な小市民だったし、相棒はチンピラだが小者
どちらがAを殺す役目を担うかコイントスで勝負した結果、主人公が負ける
それでもやっぱり主人公はなかなか殺人に踏み切れなくて、しばらくの間はAを監禁したままサンドイッチを与えたりして面倒を見るようになる
ある時、Aに食事を与えようとしていた主人公は、持病の発作を起こしてしまって、サンドイッチの乗った皿を落として割ってしまう
するとAが主人公を心配したの色々と語りかけてくるようになる
だんだん主人公もAに情のようなものが沸いてきて、ある時とうとう「君を殺したくない。君を殺さない理由が欲しい」と言ってAに身の上話を要求する
主人公とAは語り合い、互いのことを理解していき、意外なことに過去に僅かながらに縁が有ったとも判明
Aは、絶対に主人公たちに復讐なんてしない、今回の件は忘れると、宣言
主人公はAを開放しようとするが、直前にあることに気が付く
以前Aの目の前で割ってしまった皿のパーツが足りなかった
つまりあの時、Aは主人公の目を盗んで皿の破片を武器として使用する目的で隠し持っていたのだ
この事実を受けてとうとう主人公は腹をくくり、開放すると見せかけて後ろからAの首を締める
Aは隠し持っていた皿の破片で必死に応戦しようと試みるけど決定打にはならない
Aの首を締めながら、許してくれ〜って泣きじゃくる主人公
こうしてAはこの世を去った